江崎グリコは、9月11日(火)からオンエアするナッツチョコレート「アーモンドピーク」の新テレビCMに、松嶋菜々子と妻夫木聡を起用することを発表した。CMは「オリエン」篇と「プランニング」篇。ライバル広告会社のクリエーティブディレクターを演じる松嶋と妻夫木が、クライアントを前に企画バトルを繰り広げる。
松嶋の役どころは、話題のヒットCMを次々と世に送り出す敏腕クリエーティブディレクター。世間を騒がせることに快感を覚え、話題になるためなら、どんな努力も惜しまない。口癖は「CMは面白くなきゃダメ!」「売れるだけの広告って、好きじゃない」「これ、どこが面白いの?」。面白いCMを作るためなら、一切の妥協を許さないその姿勢から“鉄の女”というニックネームを持つ。まさにバリバリのキャリアウーマンを演じる。
一方、妻夫木の役どころは、海外で数々の賞を受賞する新進気鋭のクリエーティブディレクター。海外広告祭オタク。新しいコミュニケーションをしなければ消費者は動かないという強い信念を持つ。「広く告げるだけの広告の時代は終わった」が口癖。WEBやSNSなど、新しいメディアを活用することに余念がない。まさに今どきの若手ディレクターを演じる。
「オリエン」篇は、クライアントであるグリコ本社を訪れた二人が、先方の宣伝部長の説明を聞き入るところから物語が始まる。「アーモンドピークのテレビCMを考えてほしい」という依頼に、妻夫木が「決め手は、カリッという歯ごたえだ。商品名なんてどうでもいい」と語ると、松嶋は「決め手は、商品名。カリッという歯ごたえなんて消費者には関係ないわ」と真っ向から対立。緊迫したシーンが続いていく。
また、「プランニング」篇は、プレゼンテーション本番まであと1週間と迫ったそれぞれのオフィスが舞台。「相手はWEBを使うしか能がないんだから!」「こっちはもっと斬新に! 例えば、アーモンドピーク阿波踊りとか!」などと、厳しい表情でスタッフに熱弁を振るう松嶋。それに対し、妻夫木は「WEBなら世界70億人を一斉にカリッと言わせられるんだ!」といきなり大風呂敷を広げたかと思うと、「地球がさぁ、一つになれるんだよね…」と言いながら、一人で感極まって独特の世界に浸る。
CMでは激しい火花を散らす松嶋と妻夫木。実は今回のCM撮影が初共演だという。妻夫木は松嶋の印象について「“おまえはミーハーか”って言われそうですが、最近のドラマで演じられた役のイメージが強烈で、冷たい人だったらどうしようって、ドキドキしながら現場に来ました。もちろん、実際はとても優しい方で、笑顔もすてきでした」とにこやかに語った。
松嶋は「私も同じように、最近よく目にする車のCMの印象が強くて。そのCMは優しい感じのキャラクターだったので、私の場合とは逆に、イメージ通りの優しい方でした(笑)」と第一印象を明かした。
撮影終了後はどちらからともなく、「今度はぜひドラマや映画でご一緒しましょう!」と声を掛け合いスタジオを後にした。
「オリエン」篇は、9月11日(火)から
「プランニング」篇は、9月16日(日)から
それぞれ全国で順次放送開始