竹中直人が高橋英樹をぶっとばす!? 正月時代劇「御鑓拝借~酔いどれ小籐次留書~」の放送が決定!

2012/11/07 14:23 配信

ドラマ

正月時代劇「御鑓拝借~酔いどれ小籐次留書~」に出演する国仲涼子、藤木直人、竹中直人、高橋英樹、鶴田真由(写真左から)

2013年1月1日(火)にNHK総合で放送される正月時代劇「御鑓(おやり)拝借~酔いどれ小籐次留書~」の記者会見が11月7日に同局内で行われ、出演者の竹中直人、藤木直人、高橋英樹、国仲涼子、鶴田真由が登場した。

同作は、時代小説の第一人者・佐伯泰英の人気小説を、圧倒的な迫力でドラマ化したもの。江戸時代、極貧藩のうらぶれた中年の最下級武士・赤目小籐次(竹中)が、「大切な思い」を守るため、たった一人で3つの藩の大名行列を襲い、大名行列の象徴ともいうべき御鑓を奪って、敵討ちを目指す。それを迎え撃つのは、ひとえに責任を負わされた中間管理職ともいうべき立場の武士・古田寿三郎(藤木)。「守るべきもの」を持った、男と男が、御鑓をめぐって死力を尽くす戦いを豪快なアクションで描いていく。

竹中は「最高のキャストに囲まれてとても楽しい日々を過ごしてきました。撮影が終わってしまうのが寂しいです。もっともっとやりたかったです。久しぶりに強い役だったのでちょっと恥ずかしかったけど、一生懸命頑張りました」と振り返り、藤木は「竹中さん演じる小籐次がなぜ大名行列を襲うのかという謎解きの部分を楽しんでいただきたいです。その理由や登場人物の真っ直ぐな熱い思いというのがあって心があたたまる作品だと思います」と作品の見どころを語った。

また劇中のアクションシーンについて竹中は「大名行列をたった1人で襲うというのは未だかつてないと思います。刀を使わず竹竿を振り回して全力疾走で突撃するわけですけど、私も歳ですしどうなるかと思いました。それと高橋さんをぶっとばすシーンがとても印象に残っています。それは本当にいまだかつて見たことがない英樹さんを見ることができますよ」と自身の演技について語ると、高橋は「随分前にこの原作を読んだときに『あっ!おれの役ではないな』と思ったことがあります。竹中さんが出演すると聞いた時はぴったりだと思い、ぜひ参加させていただきたいと思いました。でもまさか自分がやられる役だとは思っていませんでした(笑)」としみじみとコメント。

最後に高橋は「男の世界が強く押し出されて作品が作られているところが素敵だと思います。その中を花のような女性が彩っている。まさに時代劇ならではの素敵なシーンがたくさんありますのでぜひご覧になっていただきたいです」と作品への熱い思いを語った。