竹中直人がスギちゃんとの共演に歓喜!!「スギちゃんはかわいかった」
2013年1月1日(火)にNHK総合で放送される正月時代劇「御鑓拝借~酔いどれ小籐次留書~」の完成試写会が19日(水)に同局内で行われ、出演者の竹中直人、藤木直人、高橋英樹が登場した。
同作は、時代小説の第一人者・佐伯泰英の人気小説を、圧倒的な迫力でドラマ化したもの。豊後九重藩の江戸下屋敷の厩番を務め、3つの藩の大名行列の象徴ともいうべき御鑓を狙う赤目小籐次を竹中直人が、御鑓を奪われ小籐次を追う若生藩物頭役の古田寿三郎を藤木直人、布杵藩家老の村瀬次太夫を高橋英樹が演じる。また古田の妻・お菊を国仲涼子、料亭「万八楼」の女将・おこうを鶴田真由、「万八楼」で行われる大酒飲み大会で小籐次と競い合う鯉屋利兵衛をスギちゃんが演じる。語りはドラマのナレーションに初挑戦となる滝川クリステルが務める。
佐伯泰英の作品で2度目の出演となる竹中は「最初に剣術使いというのを聞いて大丈夫かなと心配になりました。なんせ高橋英樹さんを倒さなければいけないんですよ。しかも一撃で!“あり得ないだろー!!”と思いましたね。本当に共演者の方々が皆さん素晴らしく良い時間が過ごせました」と振り返り、高橋は「新年早々の時代劇となるわけですが、最初はNHKさんのご英断か、やけくそなのかと思いました。この作品では今、失いがちな日本人の心が表現されています。時代劇ファンとして出演できたことがとてもうれしいです」と作品の見どころを語った。
多くの先輩役者と共演した藤木は「改めて完成した作品を拝見させていただいて、早々たる大先輩の方々と共演させていただいたんだなと実感しました。見終わった後に心が温まる作品になっていると思います」と出演を喜んだ。また大酒飲みを演じる竹中は「僕は47歳からお酒が飲めるようになりました。それから少しずつ強くなってきて、今はものすごく大酒飲みです。酔っ払うことの楽しさが分かりました。なにかの新聞広告に“酔いどれ竹中直人”と書いてあるのを見てものすごくうれしくなりました」と意外なエピソードを明かし、スギちゃんとの共演について「スギちゃんとは2度目の共演になるのですが、スギちゃんが着物をていねいに着ていたので『少し肩の荷を下ろした方がいいんじゃないか。でもワイルドさがないと寂しいもんね』と二人で話したりしていました。緊張している様子がとてもかわいかったです」とスギちゃんとの共演を喜んだ。
最後に原作の佐伯泰英氏は「先の見えない時代の中で、ヒーローというか夢の持てる人物を作りたいと思いました。今の日本人の心に響く作品になっていますので楽しみにしていてください」と作品への熱い思いを語った。
2013年1月1日(火)
夜7:20-8:48
NHK総合で放送