「全てを伝えられないまま日本に戻ってきてしまいました」日本好きな高橋克実が中国ロケを振り返る!!
1月26日(土)からNHK総合で放送されるドラマ「メイドインジャパン」の完成試写会が17日に同局内で行われ、出演者の唐沢寿明と高橋克実、吉岡秀隆、國村隼が会見に登場した。
同作は、'53年2月1日、NHKがテレビの本放送を開始して以来、60年の節目を迎えるに当たって制作される脚本家・井上由美子のオリジナル作品。製造業が軒並み危機を迎える中、巨大電機メーカーが「余命三カ月」の倒産の危機に追い込まれる。そんな中、営業、財務、工場の現場で先頭に立ってきた3人の男たちが秘密裏に7人の「再建チーム」を結成し、起死回生の倒産回避に奔走する物語を描く。
試写を終え唐沢は「高橋さんのロケ現場は上海から飛行機とバスを乗り継いで10時間くらいかかる場所だったらしくスタッフが誰も行きたくないと言っていました。今回の試写でその様子がはっきり分かったので感無量です。皆さんも楽しみにしていてほしいです。撮影現場は楽しい雰囲気で、良い作品を作ろうと一丸となって作品作りに取り組めたと思います」と語り、家族シーンについては「ただの社会派というドラマではなくそれぞれの家族の描写がしっかりあることで、ホッとできる作品になっています。普通の人たちが大企業の危機を救ったりとか、一生懸命何かを考えたりしているということを実感してもらえると思います」と作品の見どころを語った。
また中国での海外ロケを経験した高橋は「荒野をジープで駆け巡るシーンがあるのですが、何を思って自分が演じる迫田はあの荒野を走り抜けたのかまだまだ自分の中で紹介しきれてない部分を残して日本に戻ってきてしまいました」とコメントし、國村は「高橋さん1人を中国に残して日本に帰ってくることになったのですが、空港で高橋さんを見送るとき高橋さんが子犬が置いてかれるような目をしていたのがすごく印象に残っています。それから後で聞いた話だと高橋さんはどこの国よりも日本が好きらしく、中国ロケに行った4人の中で一番の外国嫌いだったそうです」と会場を笑わせた。
最後に演出担当の黒崎博氏は「日中関係が厳しいこの時期に中国人のスタッフも協力してくれ、今回の作品が完成したことがとても誇らしく思っています。戦略室7人のメンバーと、中国にいる高橋さん含めてお互いに影響しあって高まっていくようなお芝居を見せてくれました」と作品への思いを語った。
1月26日(土)スタート(全3回)
毎週土曜 夜9:00-10:13
NHK総合で放送