南果歩、落書きに心打たれる!?
2月24日(日)にNHK BSプレミアムで放送される「ただいま母さん」の試写会が2月14日に行われ、出演者の南果歩と甲本雅裕が出席した。
同作は大切な人を亡くした夫婦が、その喪失感と向き合い、乗り越えていく様子を描いた物語。息子の命日に、会社を休むと言いだした夫・タカオ（甲本雅裕）と、それをいぶかしく思う妻・ヤスコ（南果歩）の前に、14年前に死んだはずの息子・ユウイチ（永山絢斗）が大人になった姿で現れ、ヤスコは取り乱す。ヤスコにとって、息子の死はあまりに衝撃的な事件で、その事実に触れる物事を目にすると混乱してしまうのだった。さらに、妻の兄・源一郎（草刈正雄）の乱入により、平穏な家庭は一気に崩壊する。謎が謎を呼び4人の運命は迷走するが、ユウイチのアイデアによってタカオとヤスコは自分達の心の穴と向き合いだすことに…。
妻・ヤスコ役を演じた南は「脚本があまりに面白くて、すぐに『やらせてくださいっ！』って前のめりになってしまいました（笑）」とはにかみながら作品に“一目ぼれ”した様子を告白。
また、「撮影は、4人がマンションの一室で肩を寄せ合うように（笑）臨んだのですが、この作品に参加していて感じたことがあります。私もそうですが、甲本さんや草刈さんほか、スタッフの方達を含め、この作品が好きだということです。現場では俳優さんだけでなく、カメマンさんだったり衣装さんだったり本当にスタッフの皆さんでアイデアを出し合って撮影を進めました。なので、自分達の手で作り上げたという感じがします」と作品への愛着を語った。
さらに、印象深いシーンについては、「どのシーンも好きなんですが、6才のユウイチが一生懸命自分の名前を書けるよう練習して、それを思い出させるように20才のユウイチが自分の名前を壁に書くシーンに心打たれました」と明かした。
一方、夫・タカオを演じる甲本は、ストーリーについて「タカオの目線としては、奥さんや義理の兄との人間関係というか、やり取りが大変な役で、現実に何か非常事態が起きた時に『悲しんでる場合じゃないな』というのはこいうことなんだと感じました」と、あらためて作品をしみじみと振り返った。
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2月24日(日)夜10:00-11:00
NHK BSプレミアムで放送
