閉じる

パンクバンド・Droog、2ndフルアルバム・インタビューPart2「(セックス・ピストルズの)ジョニーとヴィシャスは対照的な2人だと思うんです」

2013/05/15 05:00

パンクバンド・DroogのVo.カタヤマヒロキとGt.荒金祐太朗が、2ndフルアルバム『ぶっとびぱなし』への思いを語る!
パンクバンド・DroogのVo.カタヤマヒロキとGt.荒金祐太朗が、2ndフルアルバム『ぶっとびぱなし』への思いを語る!

(パンクバンド・Droog、2ndフルアルバム・インタビューPart1より続く)

――「Johnny&Vicious」のタイトルにある、(セックス・ピストルズの)ジョニー・ロットンとシド・ヴィシャスは、Droogにとってどのような存在なのでしょうか?

カタヤマ:ジョニーとヴィシャスは、俺からしたらすごく対照的な人で。バンドの二つの顔やけん、一緒くたにされることが多いんですけど、ヴィシャスは破壊的に生きてすぐ死んでしまったし、ロックを体現した、ロックそのものの人。でも、ジョニーは、今もずっと音楽をやっているし、多分すごく考えているし、計算している。だから、ロックの外にいて、どれだけ自分が(ロックの)中にいるように見せるかっていう、その見せる方が上手な人だと思うんです。結構俺の好きなペアの人って、そういう人が多くて。ミック・ジャガーとキース(・リチャーズ)もそんな気がするし、ニューヨーク・ドールズの人たちにもそういうものを感じるし、引かれますね。

――では、「Neon Sign」についてお聞かせください。

カタヤマ:大分ってすごく景色がきれいな道とかがあって、夜とかに、車の免許を取りたてのときに、カーステレオ爆音で流して走る!みたいなことがあって。この曲は、大分時代に実際に体験した、そのときのことを思って作った曲です。

――サビ部分の声にエフェクトがかかっていて、今までにない雰囲気の一曲「アイツノケツガ」についてはいかがでしょうか?

カタヤマ:この曲は、なんだかすごく正気ではない感じの曲にしたくて、いろんなことを試してやりました! リバース使ったりとか。

――インディーズ時代の最初のミニアルバム(‘10年2月10日発売『Droog』)に、「汚いお尻」という曲がありましたが、また、“お尻”がきましたね(笑)。

カタヤマ:俺が、ケツフェチなだけです(笑)。

――これからも“お尻”シリーズは?

カタヤマ:あるかもしれません(笑)。

荒金:ははは!

――なるほど(笑)。では、アルバム最終曲の「Theme of Droog」についてお聞きします。“ちゃんとまともに育って もっと非道に生きるのさ”という歌詞に、バンドのエッセンスのようなものが詰め込まれているような印象を受けました。バンドの“Theme(=テーマ)”とは、どのようなものなのでしょう?

カタヤマ:テーマは、自分たちのリアルなこと。結構、格好をつけて、斜に構えて、書きたくないことっていうのもやっぱりあるわけで。でも、そういうことをリアルに書かんとお客さんに伝わらない。俺たちといえばなんぞやと考えたんですよね。そうしたら、別に生まれつきのド不良でもないし、常にどべの(一番低い)成績でもないし、ケツから二番目っていうか、中途半端なんですよね、ずっと。で、それがずっと嫌だっていうのがあって。下品になりきれないからこそ、下品に憧れる。かといって、上品かといったら上品にもなりきれない。なんだか、どっちの良いところも取りたいっていうのが常にあるんです。それをリアルに書こうと思ったのがこの曲で。アンダーグラウンドシーンの音楽が好きだし、でも、自分たちはストーンズみたいに売れたいっていう思いもある。何に関しても、いいとこ取りをしたいっていう部分はあります。

荒金:いわゆるポップじゃなくて、“僕らのポップ”をやりたいなという(思いがあります)。

カタヤマ:多分、ストーンズとかも、自分たちで最初は自分たちのポップを切り開いたと思うんです。周りからやんややんや言われたと思うし。そんなんじゃ売れねーよみたいな。そこを(自分たち自身のポップで)狙いたいんですけどね。

――5月17日(金)からは、「やけっぱちTOUR2013」が始まります。最後に、アルバムの見どころや、ツアーに向けての意気込みをお願いいたします!

カタヤマ:今、ライブハウスに来ている人もそうだと思うんですけど、怖いもの見たさじゃないですが、多分みんなぶっ飛びたいんだなって思うんです。ちょっと違う世界に行きたいというのがあると思うので、このアルバムを聴いてもらったら、そこに連れて行けるんじゃないかなと思います。

荒金:『ぶっとびぱなし』は前回のツアーをまわって、みんなの反応があって、お客さんとの関係があってこそ生まれた作品で、このライブで完結するものだと思うんです。なので、アルバムを聴いてもらって、ライブに来てほしいです! ライブは今からすごくワクワクしています!

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

Droog
2ndフルアルバム『ぶっとびぱなし』
5月15日(水)発売
CD ONLY \3,000(税込み)
CD+DVD \3,300(税込み)

01 Introduction
02 Happy People’s
03 Johnny&Vicious
04 やけっぱちDAYS
05 Neon Sign
06 太陽の目を盗んで
07 一夜限りのファッショニスタ
08 No Communication
09 アイツノケツガ
10 Theme of Droog

●ツアースケジュール
「Droog やけっぱちTOUR2013」
5月17日(金)千葉 千葉LOOK
5月18日(土)栃木 HEAVEN'S ROCK宇都宮
5月25日(土)香川 高松DIME
5月26日(日)兵庫 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
5月31日(金)福岡 小倉LIVE SPOT WOW!
6月1日(土)長崎 長崎StudioDo!
6月2日(日)熊本 熊本Django
6月9日(日)広島 広島4.14
6月14日(金)岡山 岡山ペパーランド
6月15日(土)大阪 FANDANGO
6月16日(日)名古屋 名古屋UPSET
6月22日(土)北海道 札幌mole
6月29日(土)群馬 高崎FLEEZ
6月30日(日)京都 京都METRO
7月1日(月)石川 金沢vanvan V4
7月5日(金)宮城 仙台 enn 2nd
7月7日(日)千葉 柏616
7月13日(土)大分 別府CopperRavens -ONEMAN-
7月14日(日)福岡 福岡graf -ONEMAN-
7月20日(土)東京 渋谷CHELSEA HOTEL -TOUR FINAL-

●Droog Official Website
http://www.droogweb.jp/

画像一覧
4

  • パンクバンド・DroogのVo.カタヤマヒロキとGt.荒金祐太朗が、2ndフルアルバム『ぶっとびぱなし』への思いを語る!
  • 【写真はこちら】「シド・ヴィシャスは破壊的に生きてすぐ死んでしまったし、ロックを体現した、ロックそのものの人」とVo.カタヤマヒロキ
  • 「『ぶっとびぱなし』は、ライブで完結する作品だと思うんです」とGt.荒金祐太朗は語る
  • Droogの2ndフルアルバム『ぶっとびぱなし』(5月15日リリース)のテーマは、“キラキラしたネオンや夜”
  • 「ザテレビジョン」からのプレゼント!

    「ザテレビジョン」からのプレゼント!

  • ザテレビジョン マンガ部まとめ

    SNSでバズった話題のマンガが読み放題!ザテレビジョン マンガ部まとめ

  • 【冬ドラマ】2024年1月期の新ドラマまとめ一覧

    随時更新中!【冬ドラマ】2024年1月期の新ドラマまとめ一覧

  • 【冬アニメまとめ】2024年1月期の新アニメ一覧

    随時更新中!【冬アニメまとめ】2024年1月期の新アニメ一覧

  • コミック試し読みまとめ

    話題の作品がいっぱい!コミック試し読みまとめ

  • 【春ドラマ】2024年4月期の新ドラマまとめ一覧

    随時更新中!【春ドラマ】2024年4月期の新ドラマまとめ一覧

もっと見る