柳楽優弥の失言に北乃きいがクスリッ!
7月20日(土)公開の映画「爆心 長崎の空」の完成披露試写会舞台あいさつが、5月14日、都内で行われ、出演者の北乃きい、稲森いずみ、柳楽優弥、宮下順子と日向寺太郎監督が登壇した。
同作品は、第43回谷崎潤一郎賞と第18回伊藤整文学賞をダブル受賞した青来有一原作の小説「爆心」を映画化したもので、6つの作品からなる連作短編小説を元に、母を亡くした子と、子を亡くした母の二人の物語を一つに紡ぎ、キリスト信仰が根ざす被爆地・長崎に暮らす人々の暮らしに差し込む一筋の希望を描く感動の物語。大学三年生の門田清水(北乃)は、ある日、母とけんかをした夜に心臓発作で母を亡くしてしまう。あまりの突然の出来事に母の死を受け入れられない清水。一方、高森砂織(稲森)はまもなく娘の一周忌を迎えるが、一人娘を失った悲しみを癒せないでいた。そんな中、砂織の妊娠が発覚。砂織は、また子供を失うのではないかという恐怖と、生みたいという思いで混乱する…というストーリー。
登壇した北乃は「清水はどこにでもいるような大学三年生の女の子。演じていて普通を普通に演じる難しさを感じました」と撮影を振り返り、「出来上がった作品を見て、淡々としたテンポがリアル感を出していてノンフィクションを見ているような感覚になりました。見ていただいた方にも同じ感覚を感じていただけたらうれしい」とアピールした。
また、稲森は「(子供を失ったという)砂織のような精神状態の人はどういう感情で、どういう日常を送るんだろうとすごく考えながら大切に演じました」と告白。
そんな中、柳楽は「(自身が演じた)勇一の部屋のセットがいいなと思いました。そんな部屋が最後に燃えるというのは…あっ、言っちゃった! すみません…(笑)」と上映前の舞台あいさつにも関わらずストーリーの展開を明かしてしてしまい恐縮。そんな柳楽の失態に会場は笑い声に包まれていた。
ほか、主題歌を担当した小柳ゆきがサプライズ登場し、作詞に初挑戦したという主題歌「ひまわり」を熱唱し、会場を盛り上げた。
7月13日(土)~19日(金) 東京・岩波ホール特別プレミア上映
7月20日(土) 東京・東劇ほか全国ロードショー
主題歌「ひまわり」
7月発売予定
ユニバーサルミュージックHP http://www.universal-music.co.jp/