「八重の桜」出演の松方弘樹が役柄への思いを語る! 「清八は会津藩の人たちへの情に厚い男」
NHK大河ドラマ「八重の桜」で第12回「蛤御門の戦い」から会津を支える京都商人の顔役・大垣屋清八として登場している松方弘樹が、役柄への思いなどを語った。
大垣屋清八は、京都の大名藩邸の御用達を受けていた人足口入れ業の元締め。資材の調達や土木工事、情報提供などをしていた。学問や武術の心得があり、「京の顔役」として君臨。幕末の京都に攘夷の嵐が吹き荒れ、治安が悪化する中、会津藩を陰日なたになって助ける。
大垣屋清八という人物について松方は「今でいう人材派遣の仕事や、工事を請け負い采配を振るう人物です。ひょんなことから覚馬(西島秀俊)と出会って、会津の行く末を見ていく中で、会津藩に対して同情心だとか、滅んでいくであろう人たちに情を持っていく男だと思います」と分析。「これから清八という人物がどう描かれていくのか、僕自身すごく楽しみです」と期待を寄せた。
また、清八が影響を与える覚馬については「時代を先取りしているし、とても世の中をしっかり見ている人だと感じます。あの時代は先見の明を持った人がたくさんいたと思いますが、その中の一人だと思いますね」と語り、覚馬を演じる西島については「昔、『藏』('95年)という映画で共演したときはものすごく若い印象でしたが、今ではもうすっかり素晴らしい俳優さんになりましたね」と絶賛した。
最後に松方は「『八重の桜』では会津を舞台にしていますし、東北復興のためにも頑張って取り組んでいきたいと思います」と締めくくった。6月30日(日)放送の第26回「八重、決戦のとき」では、前半のクライマックスとなる会津戦争・鶴ヶ城籠城戦が描かれる。清八は、病に倒れ京都の養生所で寝込む覚馬を見舞う。
毎週日曜 夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかにて放送