さだまさしの自伝的小説がドラマ化!実の父より遠藤憲一が怖い!?

2013/06/21 13:44 配信

ドラマ

(写真左から)「かすていら」原作者のさだまさし、出演する大八木凱斗、遠藤憲一、西田尚美

NHK BSプレミアムでは、7月7日(日)からプレミアムドラマ「かすていら」(全5回。毎週日曜夜10:00-10:50)を放送。その完成試写会が6月20日に行われ、原作者のさだまさし、出演する遠藤憲一、西田尚美、大八木凱斗が登場した。

本作は、さだまさし初の自伝的実名小説「かすてぃら 僕と親父の一番長い日」をドラマ化したもの。昭和30年代の長崎を舞台に、故郷の人々の心の交流と少年・雅志(大八木)の成長を描く。裕福な材木商の佐野家は、父・雅人(遠藤)の事業が行き詰まり、豪邸から長屋に移り住むことに。そんな中、雅志は前向きに過ごす家族に囲まれてたくましさを学び、温かな愛情に包まれながら音楽の道へ進む。

「精霊流し」や「眉山」など数々の名曲・名作を生んださだは「ドラマの遠藤さんが本当に自分の父とダブるんですけど、遠藤さんの方が怖いです」と笑う一方で「ドラマを見たあとで原作を読んでくださると、より奥行きが広まっていくと思います。僕の小説にとって壮大な、かつ前説のようなドラマを作っていただいて感謝しています」と感激した様子。さらに、劇中でバイオリンの演奏に初挑戦した大八木を「たいしたもんですよ。本当に立派です。バイオリンを弾けて、こんなにお芝居ができたら俺のライバルですよ(笑)」と大絶賛した。

また、父・雅人を演じる遠藤は「こんな顔してホームドラマが大好きなんです。でも呼んでもらえる機会がなかなかないので、今回このような素晴らしい役をいただいてうれしかったです。1話は『おにぎり』がテーマになっていたりと、日常にあるささいなもので親子の膨らみや切なさ、笑いなどを引き起こしていくホームドラマに参加できて幸せです」と喜びの表情を見せた。

一方、娘と一緒に1話を見たという母・喜代子役の西田は「5歳の娘が雅志に感情移入して涙を流していました。一緒に見て同じ場面で感情の高ぶりを感じることができて、すごく驚きました。家族で安心して見られる作品です」と感慨深げに語った。