NHK総合ほかで'14年3月31日(月)よりスタート予定の連続テレビ小説「花子とアン」の制作発表記者会見が6月25日、NHK放送センターで行われ、ヒロインの村岡花子を演じる吉高由里子と、脚本を手掛ける中園ミホ氏が登場した。
現在放送中の「あまちゃん」、9月から放送予定の「ごちそうさん」に続いて区切りの90作目となる本作は、長編小説「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和にわたる、波瀾万丈の半生記を描く。アンのように、明日を信じ、夢見る力を信じて生きた花子を演じる吉高のNHKドラマへの出演は、'08年の大河ドラマ「篤姫」以来となる。
吉高は「このお話をいただいたとき、正直、本当にわたしで良いのかと思い、恐れ多いなという気持ちがまず頭に浮かびました。しかし、こういう機会をせっかくいただいたので、花子はハングリーな役なので立ち向かって苦しんだりするかと思いますが、自分もその役に対してハングリーになれたら良いなと思っております」と緊張の面持ちで心境を明かした。
一方、中園氏は「先が見えない時代だといわれていますが、(「赤毛のアン」の原作者・)モンゴメリは100年前に『人生は先が見えないからこそ、成長できる』と言っています。私自身も逆境に育てられてきたところがあるので、朝ドラを書かせていただけるのなら、ぜひアンのように逆境を恐れないヒロインを書きたいなと思っていました」と朝ドラの脚本執筆に向け意気込みを語った。また、「吉高さんは以前からファンで、ご一緒したかった女優さんでした。吉高さん演じる花子に日本中の方が恋をして、毎朝ときめいていただけたらこんなに幸せなことはありません」とアピールした。
最後に、吉高は「キャスティングミスしたなと思われないように一生懸命頑張りたいと思います。2014年3月31日から、少しばかりの間、吉高を愛していただければなと思います」と力強くアピールした。
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