教育番組「おーい!はに丸」のDVD-BOX発売記念イベントが7月16日に都内で行われ、はに丸の声を担当した田中真弓、ひんべえの声を担当した安西正弘、神田くんを演じた三波豊和の3人がトークショーを行った。同作品は、はに丸とひんべえが数々の騒動を繰り広げながら言葉を学んでいくストーリーで、’83年~’89年にかけてNHK教育テレビ(現在はNHK Eテレ)で幼児向けの番組として放送。DVD-BOXは11月27日(水)に上下巻同時リリースされる。
会場に満面の笑みで登場した三波は当時、オファーを受けたことについて「どんなもんかなと思っていたら始まってわずか2カ月ぐらいで小さいお子さんが『はにゃ、ふにゃ』と言われて。だんだんと人気が出てきて、DVDにまでなって夢のようです」と喜びをあらわに。また、番組の主人公が動物やアニメのキャラクターではなく埴輪(はにわ)だったことについて「不思議ですよね、なぜ埴輪なのか」と長年抱き続けてきた疑問を口にし、会場を笑いに誘った。
撮影当時を振り返って三波は、「この時代編集の時間も予算もないから(撮影を)一発で成功させなくちゃならなくて。撮り終わったらすぐ次に進んじゃうから大変だったんですよ」と裏話を披露。すると、田中が「(声優は)下で演じられている人のモニターを見ながら台本も見てやってるから私たちが(失敗して)撮影を止めるって有り得ないんですよ。(それなのに)『はにゃ』と言った途端に、大きなおならが出たんです。ロケットが発射するくらいの大きな音でした」と忘れられないエピソードを明かし、会場をどっと笑いに包んだ。
はに丸の会見が開けたことについて田中は「うれしいの一言ですよね」と声を弾ませると、安西は会場を見渡して「ほんとにうれしいですよね。(安西に)子供がいないから皆さんがほんと子供みたい」と素直な気持ちを伝えた。それに対し三波は「僕らは取りあえず面白いものを作ろうと、大人の方が一緒に見ていただけるような番組にしようと頑張りました」と当時の意気込みを語った。
最後に安西が「本当にこんな華やかな記者会見していただいてありがとうございました。感激!」と大きな声で感謝の意を表した。田中は「(NHKには)本当にお世話になってます。はにゃ王に、俺はなる!」と自身のはまり役、「ONE PIECE」のルフィーの名言になぞらえたコメントを。三波は「一生懸命作りました、DVDよろしくお願い致します」と丁寧に締めくくった。
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