映画「永遠の0」(12月21日・土公開)の完成報告会が、7月22日、都内で行われ、出演者の岡田准一、三浦春馬、井上真央と山崎貴監督、原作者の百田尚樹氏が登壇した。
同作品は、累計発行部数300万部の同名小説を映画化したもので、時を越えて現代に語り継がれる壮大な愛を描いた感動と興奮のエンタテインメント超大作。'04年、佐伯健太郎(三浦)は、祖母・松乃(井上)の葬儀で、祖父・賢一郎(夏八木勲)と血のつながりはなく、血縁上の祖父がいることを知らされる。本当の祖父・宮部久蔵(岡田)は、太平洋戦争で零戦のパイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃によって帰らぬ人となっていた。賢一郎のすすめで宮部のことを調べ始めた健太郎は、「海軍一の臆病者」といった酷い宮部の人物評を耳にして…というストーリー。
岡田は「とても重い役で、寝れない日々やずっと考える日々で、役作りにはそうとう時間をかけさせていただきました。準備の段階で零戦に乗られていた方々との対話だったり、自衛隊で働いている方々にお話をうかがったり、搭乗員としての訓練をして、いろんな思いを受け継いで撮影に臨みました。要所要所で、丁寧に大事にしていかなければならない役だと思っていましたので、監督と逐一相談させていただきながら、丁寧に撮影させていただきました」と撮影を振り返った。
一方、三浦は「この作品に出会って、役者として成長できたと思います。僕自身のおじいさんも特攻のために飛行機の技術を学んだ予備学生だったんですが、この作品を通して、おじいさんのルーツを知ることができました。この映画で描かれている大きな愛に触れていただいて、自分の家族のルーツに関心を持っていただいて、家族を知るきっかけにしていただければと思います」と話した。
また、井上は「この映画を見て、“誰かのために生きる”という思いを、いまを生きる人たちに多く感じてほしいと思います」とアピール。
そんな中、坊主頭での出演について聞かれた岡田は、「僕としては(宮部役を)やらせていただくということで(坊主頭になることを)分かっていたので、そんなに(特筆すべきこだわり)は…(笑)。でも、周りの皆さんが(坊主頭になることを話題に)取り上げてくださるので、『気合いの表われだ』と書いていただければ(笑)」と話し、会場を沸かせた。
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