TBS連ドラ初主演！“40代の新人刑事”椎名桔平のまなざしが真実をあぶりだす
TBSでは10月期の月曜ミステリーシアターで「刑事のまなざし」(毎週月曜 夜8:00-8:54）をスタートする。原作は江戸川乱歩賞受賞作家・薬丸岳の同名連作短編小説。主人公の夏目信人はある事件をきっかけに少年鑑別所の法務技官から警察官に転身し、40歳を超えながらも“遅れてきた新人刑事”として東池袋署刑事課に勤務している。“人を信じる”仕事から“人を疑う”仕事へ…本作は事件関係者からじっくり話を聞き、丹念に調べ上げ、心の中に隠された真実を掘り起こし、事件の真相にたどり着く夏目の姿を描く異色のヒューマンミステリーだ。
主人公の夏目信人を演じるのは、TBS連ドラ初主演となる椎名桔平。数々の「刑事」を演じ続け、最近では「謎解きはディナーのあとで」('11年フジテレビ系)の風祭警部役でのコミカルなキャラクターが記憶に新しい。そんな椎名は今回、“やわらかく懐の深いまなざしの刑事”を演じる。幼い娘がある事件の被害者となり植物状態になって10年。心を引き裂くようなつらい出来事を経てもなお人を信じようとする男が持つ優しいまなざし、厳しいまなざし、哀しいまなざし、温かいまなざし、強いまなざし…犯人が動揺してしまうほどの夏目の真っ直ぐなまなざし。椎名の透明感あふれるまなざしがこのドラマの最も重要な要素となる。そのまなざしが、なかなか口を開かない事件関係者の信頼を得たり、犯罪者が心の中を見透かされているように不安を感じて本性を現すことになったり、“人の心の中にあるミステリー”をあぶりだしていく。
新人刑事の夏目とチームを組むのは、ベテラン刑事・福森誠一(松重豊)と年下ながら刑事としては夏目の先輩となる女性刑事・安達涼子の2人。夏目は安達や福森から刑事の仕事を学び、安達は夏目から生きる姿勢を学び、3人はチームとして共に事件と向き合い真相を探り当てていく。3人の上司であり上昇志向あふれる刑事課強行犯係の係長・菊池大雅役を要潤、“人を疑う”ことを信条とする警視庁捜査一課のホープ、長峰亘刑事役を北村有起哉が演じる。
1話完結で描かれる各話の根底に流れるテーマは「家族」。愛する家族を助けるための殺人、家族を殺された恨みを晴らす殺人、家族に恵まれずに愛を求めて犯す殺人…夏目自身も犯罪被害者家族ゆえに、傷ついたものにしかわからない優しさをにじませながら犯罪者や被害者の孤独に寄り添い、向き合っていく。
主演・椎名桔平は「原作を読んで、その重厚な世界観と二転三転するストーリー、そして意外過ぎる結末に魅せられました。またそれ以上に、夏目という刑事に対して、今までの刑事像が覆される程の衝撃を受けました。事件を通してあぶり出される『家族』というテーマに、彼は一体どんな『まなざし』を見せるのだろう。まずは、夏目信人という役に深く寄り添うところから始めたいと思います」と意気込んでいる。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
「刑事のまなざし」
TBS系にて10月スタート
毎週月曜 夜8:00-8:54
原作＝薬丸岳
脚本＝岩下悠子、大石哲也
演出＝鈴木浩介 ほか
出演＝椎名桔平、要潤、北村有起哉、松重豊
