これが10年後のテレビ!? 「情熱大陸」でAKB48の人気投票を行う実験を実施

芸能一般

2013/09/25 05:03

9月29日（日）の「情熱大陸」(TBS系)は、AR（拡張現実)の第一人者「AR三兄弟」の長男・川田十夢氏が登場（C)毎日放送

9月29日(日)放送の「情熱大陸」(TBS系)では、AR(拡張現実)の第一人者「AR三兄弟」の長男・川田十夢氏が、テレビの未来を体感できるアプリを開発する模様に密着する。また、番組内では、川田氏が開発したテレビとスマートフォンが連動する新型アプリを使った実験を実施。番組中にAKB48のライブ映像が流れ、のアプリを介して、視聴者がメンバーの人気投票をリアルタイムで行うことができる。

番組の企画意図について、福岡元啓プロデューサーは、「『情熱大陸』はことしで15周年。番組として、半年に一回のペースで実験をしている。今回は、『10年後のテレビを見せる』という命題を立てて、ARの第一人者・川田さんが新しいアプリを開発する様子をドキュメントで見せることにした」と明かす。

番組のため、テレビとスマホが連動する新型アプリの開発に臨んだ川田氏は、「テレビは、(視聴者に)『続きはインターネットで』と言い過ぎて、みんなネットへ行ってしまった」と辛口批評。「逆に、『続きはテレビで』にしないといけない。今まで見たことのない『情熱大陸』にします」と意気込みを語る。川田氏の考えに共感した秋元康氏も全面協力。今回、AKB48の映像を使って、番組とコラボすることになった。川田氏によるとこの新型アプリ「情熱大陸アプリ」の開発には、約半年をかけたという。

番組の最初の20分間は、川田氏が「情熱大陸アプリ」を開発する様子を追う。そして、最後の5分間に、「多視点放送」の実験を行う。8月22日に行われたAKB48の東京ドームでのコンサートを16台のカメラで事前に撮影。それぞれカメラでセンターを飾る一人ひとりを撮影し続けた。実験では、テレビ画面が最初16分割となって、16人のメンバーのパフォーマンスを小さな枠で紹介。視聴者は、「情熱大陸アプリ」をダウンロードすると、スマホ画面にテレビ画面と同じく、分割された映像が映し出され、好きなメンバーの映像をタップして選ぶことができる。そのタップされたデータを基に、各メンバーの映像がどれだけ見られているのか、総数や上昇率などを計測し、やがてテレビ画面は最も見られているメンバーの映像が最も大きい画面で映し出されることに。テレビとスマホを連動させた、視聴者によるリアルタイムの人気投票という仕掛けだ。

川田氏は、「スマートフォンとテレビの視聴者の関係性を多く作りたいと思って開発した。いろんなテレビの未来を見せたい。テレビはそのままでも、レイヤー(階層)が加わることで、人々の暮らしが便利になればいい」と、開発への思いを語った。

なお、「情熱大陸アプリ」は、「情熱大陸」の番組HP(www.mbs.jp/apps/jounetsu/）からダウンロードできる。

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