「太陽の罠」完成披露試写会で「あまちゃん」パパ・尾美としのりが“じぇじぇじぇ”!
NHK総合で11月30日(土)から放送される土曜ドラマ「太陽の罠」の試写会が11月19日行われ、出演する西島隆弘、塚本高史、伊藤歩、尾美としのりと演出を担当した福井充広氏が登壇した。
同作は大手家電メーカーを舞台に、太陽光発電の最先端技術をめぐって男と女の愛と憎しみが交錯するラブサスペンス。特許マフィアとの攻防という現代的なビジネスシーンが盛り込まれた人間模様が描かれる。
主演の西島は、今回の役どころについて「僕が演じる長谷川眞二という男は子供のころから物作りが大好きで、人とのコミュニケーションを通して愛を感じる瞬間がすごく少なかった人なんです。人とのコミュニケーションという駆け引きをしてこなかった彼が、今回起きる出来事で成長していく姿が見られるんじゃないかと思います」と、演じる主人公の内面に言及した。
それに対して塚本は「僕の演じる澤田は、長谷川と同じような純粋な青年だったんだけど、人に対する温かさとか人に対する思いとかが人一倍強いと思うんです。だからこそ人に裏切られたり、人に何かをされたときに倍で返してやるくらいの気持ちになってしまったという男なんです。そこに対してのアプローチは自分の中にある善と悪をデフォルメして、皆さんにリアルに伝わればいいんだと思います」と、特許マフィアという難しい役への取り組み方を語った。
一方、長谷川の妻・葵を演じる伊藤は「話せることと話せないことがあるので微妙ですが、愛することが深い故にこういうことが起こってしまったという悲しい話です。世の中にあふれている矛盾が、ちょっとボタンを掛け違えただけで、こんな風になる可能性があるんだなということを教わりました」と、ストーリーの核心には触れず、意味深なコメントをした。
さらに、演出の福井氏は、今回の作品について「太陽光発電と特許という難しいことを題材にしておりまして、とにかく展開が読めないドラマで、決して視聴者を飽きさせないストーリーです。昨今企業物のドラマが大変話題でして、“半沢某”であるとかが注目が集めています。これはNHKのドラマに対する“倍返しだ!”と思っています」と、半ば強引に流行の言葉を入れ込んだ。それに対して尾美は「あまちゃん」パパとして見逃せなかったのか、すかさず「じぇじぇじぇ!」と、同じく流行語で対抗し、会場を盛り上げた。
11月30日(土)スタート(全4回)
毎週土曜夜9:00-10:00
NHK総合にて放送