「オリンピックの身代金」試写会に主演・竹野内豊らが登場！
テレビ朝日開局55周年記念二夜連続ドラマスペシャル「オリンピックの身代金」の試写会＆トークショーが行われ、主演の竹野内豊のほか、'88年ソウルオリンピックのシンクロナイズドスイミング・ソロ及びデュエットの銅メダリスト・小谷実可子、'92年バルセロナオリンピックの水泳・女子200m平泳ぎの金メダリスト・岩崎恭子が特別ゲストとして登場した。
原作は奥田英朗の傑作サスペンス小説。'64年東京オリンピック開催を守ろうと、一連の爆破事件の犯人を追う警視庁の刑事・落合(竹野内)らの活躍を描く。連続爆破事件後、極秘に捜査が進められる中、落合は容疑者の一人として秋田出身の貧しい東大院生・島崎国男(松山ケンイチ)にたどり着く。
完成した作品を見て、竹野内は「思わず『おーっ！』と声が出てしまうような喜びを感じました。キャスト、スタッフが一丸となり、長期にわたって撮影して参りましたので、ドラマの出来上がりが本当にうれしかったです。特に、国立競技場で行われたオリンピック開会式のシーンには驚きました。撮影時はかなりの数のエキストラを集めたものの、会場全体を埋め尽くすには全然足りなかったんです。ですが、完成した作品ではCGを駆使し、国立競技場が7万人の観衆で埋め尽くされていたので、ただただ『すごいな』と感動しました」と語った。
また、撮影を振り返り、「今回はスタッフが必死になって日本中を駆け回り、1960年代の風景が残るロケ地を探してくださいました。また、韓国の撮影所でもロケをしたのですが、建物から何からすべてが1964年当時の日本そのものでした。美術さんやメークさんが当時をリアルに再現してくださったおかげで、僕も現場に立つだけで自然と落合刑事役になれました。また、今回は聖火台で撮影できるという、今後もまずないであろうチャンスにも恵まれました。あまりにも感動して、共演者やスタッフの皆さんと一緒に記念撮影をしたほどです(笑)」と明かした。
一方、小谷は作品を観た感想を「スリルや迫力の合間に見える、オリンピックを楽しみにしてる人々の笑顔や街並みに、『当時はこんな感じだったんだ！』と興味を引かれました。実は、私にとって国立競技場は“水泳と出合い、ずっと練習した場所”。ドラマの中でも知ってる場所がどんどん出てきて、位置関係も全部分かるので、追跡シーンを観ながら『あっちへ逃げれば大丈夫！』などと思ってました(笑)。また、私がソウルオリンピックの開会式に出た時に感じた“地面や空気ごとゴゴゴゴッと唸りを上げる感じ”が、ドラマの映像にも表現されていたので、すごいなと思いました」と語った。
さらに、14歳で出場したバルセロナオリンピックで金メダルを獲得し「今まで生きてきた中でいちばん幸せです」というコメントで一世を風靡した岩崎は、「ドラマでは、息をグッと止めてしまうようなシーンもすごく多くて、キャストの迫力が伝わってきました。私がオリンピックやパラリンピックからいつも感じることは、『ひとつの目標に国全体が向かっていく姿がすごくカッコいいな』ということです。このドラマでも『オリンピックにはいろんな形で関わっている人たちがいて、こうやって開催の日を迎えるんだな』ということを感じました。また、ドラマを観ながら思わず『私も竹野内さん演じる落合刑事の妹・有美役になりたいな』と思いました(笑)」とコメントした。
そんな岩崎へ、竹野内から“今まで生きてきた中で一番幸せです”という五輪優勝時のコメントに掛けた質問が。「その後、あの(岩崎が14歳で金メダルを獲得した)時に匹敵するような幸せを感じたことはありましたか？」という竹野内の問い掛けに、岩崎は「結婚して出産をし、いま娘がいることには幸せを感じています」と答え、母の顔をのぞかせた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
11月30日(土)夜9:00-11:21
12月1日(日)夜9:00-11:10
テレビ朝日系にて放送
