SKE48悲願のナゴヤドーム単独コンサート2DAYSをリポート!!（5）

芸能一般

2014/02/11 12:34

風船が舞い落ちる中、松井玲奈、松井珠理奈らが「未来とは？」を逆回転で披露 (C)AKS

2月1日、2日の2日間にわたってナゴヤドームで行われたSKE48のコンサートツアー「SKE党決起集会。『箱で推せ！』」最終日のアンコールからをリポート！

照明が落ち、場内が真っ暗になると「SKE！」「48！」のコールと共に、ドーム内はSKE48カラーのオレンジのペンライトやサイリュウムの明かりで埋め尽くされた。アンコール明けは、オレンジ色の明りの中「賛成カワイイ！」を熱唱。その後は、前日と同じく逆回転バージョンで3月19日(水)発売の「未来とは？」のミュージックビデオ撮影が行われた。オレンジ一色の光景にメンバーは「うれしい」と感動の様子だった。

そして昨年11月の「AKB48ドラフト会議」でSKE48の各チームに指名された松本慈子、神門沙樹、高塚夏生、荒井優希、惣田紗莉渚、小石公美子、高寺沙菜、福士奈央のドラフト生8人が登場し、「チャイムはLOVE SONG」を披露。MCでは中西優香、佐藤実絵子がドラフト生に「2番目に好きな先輩」を聞いた。「(2番目に好きな先輩は)みんな中西だよ」と佐藤のフォローも。中西はチームSが指名した松本にチームSのリーダーをアピールした結果、ついに指名されることに。

続いての「握手の愛」では、メンバーがアリーナ席外周でファンと握手やハイタッチを行い、「手をつなぎながら」で全力のパフォーマンスを繰り広げた後、1期生の佐藤実絵子、大矢真那、出口陽や、卒業を控える佐藤聖羅と向田茉夏があいさつを行った。

佐藤実絵子は「このナゴヤドームでコンサートをさせていただいて、私本当に頑張ってきてよかったなって思えたんですよ。ここにいるたくさんの後輩たちが1年後2年後3年後に同じ気持ちになれるようなグループであり続けられるようにあしたから全員で一から頑張って行こうと思います」と新たな気持ちを語った。

一方、大矢真那は「(SKE48に)入ったばかりのころは、ナゴヤドームでコンサートができるなんて思っていませんでした。でも、こうして多くのメンバーが集まってくれて、『1期生だから』とかそういうのじゃなくて、後輩みんなも一緒になってSKE48を作ってくれたし、何よりもファンの皆様も一緒に応援してくださって、こんな素敵なところでコンサートをさせていただくことができました。ファンの皆様が気持ちを支えてくれたから、もっともっと上を目指していこうと思ったし、ここが最終地点ではないし、また明日からもSKE48ファミリーの皆さんと一緒に新しい伝説を作って残していきたいと思います。みなさん、これからもSKE48の応援よろしくお願いします」と今後の飛躍を誓った。

また、出口陽は「ナゴヤドームという場所は私たちにとって本当に夢の場所でしたが、このステージに立って、ここから見えるすてきな景色を見て、本当に今まで諦めずにやってきて良かったなって心の底から思いました。ここまで一緒に歩んできて下さった皆さん本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします」と1期生らしく振り返る。

SKE48のキャプテンでもある中西優香は「ナゴヤドームで単独コンサートを2日間やらせていただいたんですけど、なんだかまだ夢を見ているんじゃないかなっていう気持ちでいます」と涙ぐみながら語り、「皆さん本当に最高の時間をありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。

そして松井珠理奈は「私は1期生として入って気が付けばもう6期生がいてドラフト生がいて、沢山メンバーが増えましたし、入っている順番だったり年齢はバラバラかもしれませんが、みんなで一つになることができたのがすごくうれしいなって思っています。夢としていたナゴヤドームですけど、ここに来れたというだけでまだまだ満足はできません」と意外にも満足していない様子で、「これからもメンバー一つになって、ファンの皆さんとも一つになって、もっともっとSKE48が日本一、いや世界一になれるように頑張ります。よろしくお願いします」と笑顔で今後の夢を明かしファンを沸かせた。

2月末で卒業予定のを発表している佐藤聖羅は「きょうは皆さん足を運んでくださってありがとうございます。2月いっぱいでの卒業を発表させていただいたんですけど、きのうの1曲目の『神々の領域』からずっとボロ泣きで、きょうの『愛の数』でも皆さんの赤いペンライトで涙を流してしまって…本当は公演の最後の日まで泣かないって決めていたんですけど、やっぱり皆さんの愛がとってもうれしくて涙になってしまいました」と涙ぐみながら、「本当にここまで来られたのは皆さんのお陰ですし、1期生だけではここに立てなかったと思いますし、6期生、ドラフト生を含めたメンバーがいて、このステージが成立したと思います。きのうのセットリストから、旧K2や新チームS、スタッフさんの愛情を感じました」と涙で言葉を詰まらせると、ファンからは声援が送られる場面も。最後に「3月からは私一人で芸能界の活動をしていくんですけど、とっても怖いなって、皆がいなくなって淋しいなっていう気持ちもあります。でも、この寂しさを乗り越えた後に自分の夢がかなうと思っているので頑張りたいと思います。3月からは皆さんと同じようにSKE48を箱推ししていきたいと思いますので、一緒に応援していきましょうね」と締めくくると、ファンからは「聖羅！」コールと共に拍手が送られた。

最後に3月で卒業を発表している向田茉夏は「SKE48単独でナゴヤドームでライブをすることは、私の中で大きな大きな大きな夢でした。幸せなことなんですが、去年、ナゴヤドームライブをやると聞いたときは、まだちょっと早いかなと思う部分も正直なところあったんですけど。でもこの2日間を通して、全然そういうことを考えられないぐらい、思えないぐらいスタッフの皆さん、ファンの皆さんと作り上げた2日間はとてもすてきで、とても輝かしい2日間になりました。ここから見える景色は…絶対に忘れません！」と涙で言葉にならないながらも続け、ファンから大きな大きな“茉夏”コールと拍手が沸き起こった。

松井珠理奈は、「みんなの気持ちは一つだと思います。本当にたくさんの方が支えてくださったお陰だと思います。本当にありがとうございます。SKE48は、まだまだ前に走り続けます」と宣言すると名古屋・栄への愛が詰った「SKE48」のイントロが流れ、メンバーだけでなくファンもノリノリに。SKE48のコンサートツアー「SKE党決起集会。『箱で推せ！』」は、彼女たちの代名詞でもある大量の汗とともに3都市計6公演、10万人以上のファンに応援され、大盛り上がりのまま終演を迎えた。