「医龍4」幹二朗&一徳の息子たちが若き桜井&野口役に

2014/02/10 13:28 配信

ドラマ

「『医龍4~Team Medical Dragon~」で若き日の桜井と野口を演ずる平岳大(写真左)と岸部大輔(写真右)

毎週木曜午後10時より放送中の人気シリーズ最新作「医龍4~Team Medical Dragon~」(フジテレビ系)。2月6日放送の第5話では、L&P病院へ検査にやって来た桜井修三(平幹二朗)を見て、意味深な笑顔を浮かべていた野口賢雄(岸部一徳)。2月13日(木)放送の第6話では、接点がないように見えた桜井と野口の意外な過去と関係が明らかになる。

劇中に登場する、ある回想シーンで大学時代の桜井修三を演じるのは平幹二朗の長男で俳優の平岳大。同じく大学時代の野口を演じるのは岸部一徳の長男でミュージシャンの岸部大輔。名優2人が演じる役の若かりし日の姿をそれぞれの息子が演じるという異例のキャスティングが実現した。

その回想シーンとは1960年代の医学生たちによる学生運動のシーン。ヘルメットをかぶり、口にはタオル、手には木材という完全武装をした医学生役の役者たちの中へ同じ扮装をした平岳大と岸部大輔が登場。収録前に壇上で紹介されるや否や、すっかり学生運動中の気分に成りきっている役者たちから、野太い声で「桜井!」「野口!」コールが沸き起こる。やや驚きながらも笑顔で「よろしくお願いします」と2人は頭を下げ、収録がスタート。

桜井の演説シーンとなり、平は壇上に立ち、野口役の岸部は医学生役の人ごみの中へ。雪も降ろうかという寒さを吹き飛ばすくらいの桜井の力強い演説に、「おー!」と拳を突き上げ、これまた力強く応えていく野口ら医学生たち。それはリハーサルを重ねるごとに白熱さを増し、本番ではスタッフのカットの声も届かないくらいの気合だった。

平岳大は「話をいただいてすぐに父(平幹二朗)に電話をしました。もし今の桜井のクセなどがあれば、それを若い頃からやっているという、リンクしている部分を作ろうと思って聞いてみたのですが、“今回は素直に演じてるよ”との返事でした。ただ、桜井がどうして足が悪いのか理由が分かるシーンでもあるので、つながりは感じてもらえると思います」とコメント。

一方、岸部大輔は「この話が来た時には“やっぱり”と思いました。『医龍2』でも出演していたこともあり、そろそろ声がかかるのでは…と覚悟をしていたので(笑)、そんなに驚かずに済みました。父(岸部一徳)からは『こういう話があるから、やってみれば?』と言われたくらいですね。今回は過去の野口が分かるシーンで、“息子が演じている”のではなく、ご覧になった方が“今の野口に似ている人だな”とサラッと見ていただけないと作品の雰囲気を壊してしまうんじゃないかなというプレッシャーは大きかったです。結果的に“あー、息子だったんだ”と思ってもらえるくらいになればいいなと思っています」とアピールした。

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