「僕らの20周年は東北とともに」10年ぶり“GLAY EXPO”は宮城で開催決定!
ことしデビュー20周年となるロックバンド・GLAYが3月25日、東京・ニコファーレにて“プレスカンファレンス”を行い、大規模イベント“GLAY EXPO”の詳細を発表。この模様はニコニコ生放送、Ustream、YouTubeでも同時生配信された。
“GLAY EXPO”とは、日本の音楽シーンに数々の金字塔を打ち立ててきたGLAYが’99年に千葉・幕張で行った伝説の20万人ライブから始まった夏のビッグイベント。日本の音楽史上最多動員を記録した幕張でのライブ以降、'01年には東京・北海道・北九州の3カ所でそれぞれ異なる内容のライブを開催し、のべ28万人を動員。'04年のデビュー10周年を迎えた夏には大阪・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボレーションで関西最多動員数10万人を記録している。
「東北を元気にしたい!」というメンバーの思いから始まった今回のGLAY EXPOのタイトルは“GLAY EXPO 2014 TOHOKU 20th Anniversary”で、9月20日(土)に宮城スタジアム(4月1日より、「ひとめぼれスタジアム宮城」に愛称変更)で開催。20周年には“GLAY EXPO”をと考えていた彼らは、'11年の東日本大震災以降、4人それぞれの形で復興支援の活動を行っている東北を開催地に選んだという。タイトルロゴはボーカルのTERUが東北6県の県旗をイメージしてデザインしたもので、「東北6県がつながって、みんなで頑張ってほしいという思いも込めました」とTERU。司会のやまだひさしから、このイベントで東北への経済波及効果は54億円(電通総研調べ)と発表されると、会場にはどよめきが、視聴者からも驚きのコメントがあがっていた。
さらに、東北各県を代表する6つの祭りが集合して、'11年から4年連続で行われている“東北六魂祭”とコラボレーションすることも決定。(ことしは5月24日(土)、25日(日)に山形県で開催。詳細は後日発表される)
東北とつながるゲストとして登場した福島県出身のクリエーター・箭内道彦氏は、「(震災から)3年という時間で区切ることは簡単ですが、いろんな人のいろんな3年があって、もう大丈夫だと思いたい人も、今が一番つらいという人もいる。人の傷は時間が経てば癒えるというものでもないとあらためて思います。だからこそ、3年経ったところでGLAYが東北を選んでくれたことは東北の人たちにとって心強いんじゃないかな…」と語っていた。
最後はメンバー4人からそれぞれ、下記のような熱いメッセージが語られた。
楽しくバンドを続けていたら20年も経ってしまいました。20周年をどう過ごすかで30周年が見えてくると思いますので、その20周年をファンのみんなと、東北と、そして日本中を巻き込んで楽しめたらいいなと思います」(TERU)
「GLAYは2014年に入ってから、プリプロやレコーディング…と、ずっと地下作業ばかりしていたんですけど、(今後の展開が)ようやく発表になって、徐々に20周年イヤー、GLAY EXPOに向けて動き出しました。これから忙しくなると思うので期待していてください」(JIRO)
「10年ぶりのGLAY EXPOということで、僕らもすごく楽しみにしています。まだ9月まで時間があると思いますけど、皆さんも自分で参加できるようなことを考えて、自分から参加してEXPOというものを楽しんでほしいなと思います」(HISASHI)
「デビュー以来変わらない声援で支えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。日本全国の方が支えてきてくれたと感じる中、東北で起きたことは自分たちにとっても身を裂かれるような思いがあり、今回、僕らの20周年は東北の復興、そして風化を防ぐ、ということに使えたらとメンバーで話し合いました。GLAYのファンクラブには東北の人たちがとても多いんです。その人たちに対して自分たちができることとして、ライフワークであるEXPOを持って行って、そして僕らが発信する音楽とともに、今の東北の現状が伝われば…そういう思いを持って東北でやろうと決めました。きょう会場に来ている皆さん、そして、この番組を見ている皆さん、僕らに力を貸してください。僕らの20周年は東北の皆さんとともにあります」(TAKURO)
また、この日、GLAYはデビュー20周年を記念した活動として3カ月連続リリースのプランも発表。デビュー記念日となる5月25日(日)には「灰とダイヤモンド Anthology」、6月18日(水)には「GLAY 20th Anniversary LIVE BOX VOL.1 DVD&Blu-ray」を発売。7月には50枚目のシングルでGLAY EXPOのテーマソング「BLEEZE」のリリースが決まり、この曲はTERU初の作詞・作曲シングルとなっている。
イベントの詳細などは、“GLAY EXPO 2014”特設サイト glayexpo.com/ にて。