野沢雅子が魔人ブウを言葉で攻撃!? 「ドラゴンボール改」(魔人ブウ編)の完成披露試写会を開催!
4月6日(日)にフジ系でスタートするアニメ「ドラゴンボール改」の完成披露試写会が3月28日に東京・台場のフジテレビで行われ、声優・野沢雅子(孫悟空、悟飯、悟天役)、古川登志夫(ピッコロ役)と、ハリセンボン、テーマ曲を担当するDragon Soulとグッドモーニングアメリカが登壇した。
今回放送がスタートする「ドラゴンボール改」は、'09年より2年間放送した「ドラゴンボール改」の続編で、「魔人ブウ編」となる。セルを倒してから7年後、孫悟飯が高校生になったところからエピソードがスタート。「改」になってのポイントは、原作により近づけた形で再編集し、エピソードの展開をスピーディーにしたこと。また、デジタルリマスターにより映像がより鮮明になり、画面もよりワイドに。さらに、声優陣がせりふを新たに録音し、臨場感のある仕上がりになっている。
野沢は新録したことについて、「3年ぶりでしたが、ブランクを感じませんでした。みんなが集まると違和感なく一気に感覚が戻ります。初回は線画だけでアテレコしていましたが、今回は画がちゃんとある。ノリやすいし役に入っていけます。画像もとてもきれい!」、古川は「雅子先輩が冗談ばかり言って、みんなの肩の力を抜いてくれる。さすが座長です。今回の新録は音声の収録技術も進化していて、細かい演技も明確に分かってもらえて声優としてうれしいですね」とコメントした。
また、野沢が孫悟空、悟飯、悟天の3役をこなすことについて「画を見ると自然に声が切り替わるので、特に意識していないんです」と話すと、古川は「天才ですよ! 僕らにはまねできません!」と尊敬のまなざしを向けた。さらに、野沢がその場で3役の声をアドリブで披露し、ゲストのハリセンボンらを感動させた。
魔人ブウのキャラクターについて、野沢が「最初に出てきたときは、『なんって嫌なヤツ!』と悟空として感じて…みんなをチョコレートにして食べちゃうシーンは『ちょっとやめてよ!!』って思いますが、どこか憎みきれないところがありますね」というと、古川が「雅子先輩、ピッコロも最初に出てきたとき嫌いでしたよね。試写とかで『ピッコロ大っ嫌い! あんなやつ!!』ってつぶやかれるんですよ、本気で!(笑)」とツッコむ一幕も。
ここで、司会の佐野瑞樹アナに「魔人ブウさんです!」と呼び込まれた近藤春菜は「魔人ブウじゃねぇよ!」とお決まりのツッコミを交えつつ、「でも、魔人ブウやヤジロベーなど、親近感の湧くキャラクターが多いですよね。魔人ブウが痩せて細くなるシーンは、『うらやましいな!』ってなる(笑)」と語り、「ドラゴンボール」ファンであることをアピールした。
そして、オープニング曲を担当するDragon Soulがテーマ曲「空・前・絶・後」を演奏。さらには原作者・鳥山明氏からのメッセージを紹介。鳥山氏は「ドラゴンボール週刊連載最後の敵が魔人ブウでした。最後の敵は、丸いです! 手強いです! そして、しつこいです!(中略)血圧高めで薄味好きのオジサンになってしまった今では、もうこんな闘いは描けません。というか、これ以降、闘いの漫画を描く気がしなくなってしまいました。(中略)作者としては、どうでもいいようなキャラたちのやりとりの方がずっと好きです。とくにバカバカしいキャラのミスター・サタンが勝利に貢献する場面は、描いていてシビレました。(後略)」とコメントを寄せた。
野沢、古川が口をそろえて「まるで新作みたい!」と熱くアピールする「ドラゴンボール改」(魔人ブウ編)はもうすぐスタートだ。
4月6日(日)スタート
毎週日曜朝9:00-9.30
フジ系にて放送
【HP】www.toei-anim.co.jp/tv/dragon_kai/