NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」は今後、新たな出演者に官兵衛の嫡男・黒田長政を演じる松坂桃李と、長政の永遠のライバル・後藤又兵衛を演じる塚本高史を迎える。4月8日、NHK局内で、新しくなる黒田家の顔ぶれをお披露目する取材会が行われ、主演の岡田准一、松坂、塚本、濱田岳、速水もこみち、高橋一生が登場した。岡田演じる官兵衛は大名となり、家臣ともども甲冑の下に着る小具足姿もグレードアップ。見た目も豪華な黒田家の新たな出陣となった。
岡田は、新たな「軍師官兵衛」の感想を「やっとこういう衣装が着られるようになりました。最初は善助(濱田)と二人でアニマル柄の衣装を着ていましたが、やっと天下の大舞台に出て、藤の家紋を掲げられるようになりました。自分たちが知っている黒田官兵衛は、今ちょうど撮影しているときのイメージが強くて、やっと自分が思う黒田官兵衛像を演じることができて幸せです。皆さんのイメージに届くように撮影していこうと思います」と語った。また、新しい出演者について「黒田家には『黒田二十四騎』だったり『黒田八虎』という有能な家臣団ができて、どんどん格好いい黒田家が作られていくので、今後楽しみにしてください」と期待をあおる。
3月にクランクインし、武将姿を初披露した松坂は「まだそんなに日はたっていないのですが、すごく楽しくやらせてもらい、今後がとても楽しみです。歴史上の人物を演じる上で、史実上の結果は記されているのですが、長政がそこにいく過程で、どのような思いで戦に出て、上りつめていったのかとか。そういう思いを知ることができるのが楽しみです」と役への思いを語った。
明後日にクランクインを控えているという塚本は「後藤又兵衛は、こいつを敵にまわしたらやばいと思われるくらいの剣の達人です。これからやっていく中で準備をして皆さんといいチームワークを作っていければなと思いますので、楽しみにしていてください」とアピールした。
息子・長政役である松坂の登場を心待ちにしていたという岡田は、「今も善助(濱田)と話をしていたんですけど、横から見る長政はすてきだね、まぶしいねって言ってました。皆さんにぜひ横顔を見てもらいたいですね。この角度(左横顔)、最高です(笑)」と緊張気味の松坂をいじるコメントを。そして「官兵衛は本当に長政のことが大好きなので、松坂くんで本当に良かったなと思いました」と心境を明かす。それに対して松坂は「ようやくお会いできたなという気持ちで、現場でも父上としか見えないというか、背中の大きさを感じています。そんな気持ちを大切にして撮影に挑みたいと思います」と父を演じる岡田への尊敬の気持ちをあらわにした。
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