「BORDER」で宮藤官九郎が死者に!? 金城作品への“運命”の出演に『不思議な感じ!』

2014/05/01 05:00 配信

ドラマ

「BORDER」で小栗旬扮する石川刑事につきまとう死者を演じる宮藤官九郎

「BORDER」で小栗旬扮する石川刑事につきまとう死者を演じる宮藤官九郎

毎週木曜に放送中の小栗旬主演ドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)に、脚本家の宮藤官九郎が“記憶喪失の死者”の役でゲスト出演することが分かった。満を持して小栗と初共演を果たす宮藤は「普段の小栗くんだけじゃなく、俳優・小栗旬も頼もしいです。小栗くんはセリフもバッチリ頭に入っていますし、お芝居もすごく柔軟ですので、僕も胸を借りるつもりで一生懸命やっています。こうやって皆さんで1個のものを作っている現場に来ると心が洗われるような気持ちになりますね。おかげで僕、この4月期は家に帰っても機嫌がいいです(笑)」と笑顔を見せた。宮藤がゲスト出演する『追憶』は、5月8日(木)に放送される。

宮藤と本作の原案・脚本を務める直木賞作家・金城一紀は、小説「GO」が'01年に映画化された際に脚本を担当していた縁がある。10年以上の時を超え、今度は俳優として金城作品に関わることになり、宮藤は「不思議な感じ」と心境を吐露。というのも、スタッフと金城が喫茶店で本打ち(※脚本の方向性を決めるための打ち合わせ)をしていたところ、偶然にも宮藤が来店したのだとか。そのため、後日正式にオファーを受けた際には宮藤も「てっきり『その場にいたからキャスティングされたのかな』と思い『喫茶店、行ってみるもんだな~!』なんて言ってたんです。そうしたら『いや、その前から宮藤さんって決めてましたから!』と言われまして…」と、驚きを隠せない様子。さらに不思議なことに、宮藤が来店する前にちょうど金城たちは宮藤の話をしていたという。偶然にしてはできすぎな“運命”のゲスト出演で、満を持して小栗との初共演が実現した。

そんな第5話『追憶』で、金城は宮藤をイメージしてキャラクターを形成。そのキャラクターとは…死に至った原因はおろか、自らの素性すらも憶えていない状態で死んでいるサラリーマンで「記憶を取り戻すまで離れない」と言って石川に付きまとう岡部という男。しかもこの男、切迫感や悲壮感に欠け、かといって悪意も全くない変わり者…。普通の人には見えない“死者ライフ”、現世の肉体を失ったからこその特権を楽しんでいるフシもある。この独特な死者の役を与えられた宮藤は「金城さんはよく見てるな、と思います。僕って生きてるのに、もともと生命力がなさそうに見えるから(笑)。すごく感情移入できるところもあるんですよね。『飛んでみたい』と言ったりするところ、石川さんに付きまとっている感じ、自分では何もしないところなんてもう、すごく分かります(笑)」と役どころに納得の様子。相対する小栗も「宮藤さんのお芝居もイメージしていた通りで楽しいです。岡部さんを宮藤さんが演じてくれなかったら、物語自体も変わっていたくらいですよ!」と、手放しで絶賛した。

ちなみに主人公の石川も小栗をイメージして描かれたキャラクター。小栗は「最近は少なくなりましたけど、もともと僕はものすごく人見知りで、初対面の人に“近づかないでくれオーラ”を出すところがあるようで、よく人から『もっとツンケンしていると思った』と言われるんです。金城さんも実際にお会いするまで、どこかで僕のことを生意気でイヤなヤツだと思っていたらしいです(笑)。だから、石川も物語の中では結構イヤなヤツからスタートしてるのかな」と苦笑い。それを聞いた宮藤は「人見知りというのは初耳です! そんな印象も全くありませんでしたから。でも今回の石川さんに関しては、脚本を読んだ瞬間に小栗くんが演じるさまをイメージできたという点で、ピッタリの役だと思います」と、小栗の人柄と演技力をたたえた。

見どころ満載の5話について、小栗は「これまではずっと緊張状態が続いているような状態だった石川も、ちょっと変わった死者である岡部さんと出会うことで少しホッとでき、これまで見せなかった一面も見せます。ほぼ宮藤さんの肩にかかっているという感じです(笑)!」と、宮藤をリスペクトしつつアピール。また、宮藤は「僕のことが見えている石川さんと、見えない他の人たちが両方周りにいることで、演じ方の自由度が高まるという点でも、楽しめる役です。金城さんの作品に今度は役者として参加できるなんて…不思議な感じです。小説は読んだことがありましたけど、脚本は読んだことがなかったので、今回『あ、脚本はこういう風に書かれるんだ』と思ったりして、すごく興味深かったですね」と、金城イズムに感心していた。

ドラマ「BORDER」
毎週木曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送

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