『タクシー運転手さんの役とかを想像していた』佐藤浩市が「TEAM」にゲスト出演!

2014/05/07 05:00 配信

ドラマ

「TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部-」の第5話にゲスト出演する佐藤浩市と主演の小澤征悦(写真右から)(C)テレビ朝日

毎週水曜に放送中の小澤征悦主演ドラマ「TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部-」(テレビ朝日系)に、日本が誇る名優・佐藤浩市がスペシャルゲストとして出演することが分かった。5月14日(水)放送の第5話に警視庁捜査一課長・八神として出演し、部下の佐久(小澤)と軽妙なやり取りを披露する。佐藤は「小澤君が連続ドラマの主役をやると聞いて、それだったら気持ち良く協力させてください、という気持ちでした。微力ながら自分ごときが、手向けではないですけど…。手向けという言葉は変ですね、これじゃサヨナラになっちゃうな(笑)」と、照れ笑いを浮かべながら振り返った。

同作は、熱い正義感を胸に秘めながらもクールに捜査の指揮を執る管理官・佐久と、警視庁捜査一課や各所轄署の刑事の“男の闘い”を描く刑事ドラマ。「相棒」や「警視庁捜査一課9係」などに次いで水曜夜9時枠が送る新たな本格作品として期待されている。そんな新世代刑事ドラマで、小澤は民放連続ドラマ初主演を務める。今回ゲスト出演する佐藤は、小澤演じる管理官・佐久をよく知る上司・八神として、新たな捜査本部を取り仕切る前の佐久に軽くアドバイスをしたり、事件解決の報告にやって来た佐久を独特の言葉でねぎらうシーンなどを撮影。気安く「さくしん」と呼びかける八神に、佐久が「その呼び方、やめてもらえますか?」とチクリと毒を吐くところもあり、ニヤリとさせる掛け合いを披露した。

佐藤の出演理由について、小澤は「自分が今回『TEAM』というドラマで、(民放連ドラ)初主演させてもらえることを(佐藤)浩市さんに報告させてもらったんです。ちゃんと伝えておかなければいけない、と思いまして。そうしたら浩市さんから『そういうことだったら俺も協力するよ!』と言っていただいたんです。僕はその言葉だけで十分だったんですが、本当にこういう形で現場に参加していただくことになった、というわけなんです」と明かした。そんな小澤の説明を受け、佐藤はジョークを交え「刑事ドラマと聞いたので、パッと写真を見せられて『見たことねえなぁ…』と言って行ってしまうタクシー運転手さんの役とかを想像していたんです。だから収録も虎ノ門あたりで1時間ぐらいで済むのかなと思っていたんですが、ちゃんと役があって(笑)」と、照れながらも撮影に参加した感想を語った。「TEAM」という独自の世界観の中に見事に溶け込んだ佐藤が、小澤ふんする“さくしん”と繰り広げる大人の“闘い”は、ドラマの魅力をさらに引き立ててくれそうだ。抜群のTEAMワークを誇る作品の世界で、“いぶし銀”の魅力を誇る佐藤がどんな輝きを見せるのか、注目が集まる。

あらためて“座長”小澤について、佐藤は「僕も最近思うんですが、主役というのは居住まいを人にちゃんと見られるものだし、見せなきゃいけないものなんです。それが主役としてドラマに向き合う姿勢ですよね。彼(小澤)自身が番組を引っ張っていくことを考えながらやっている、それが彼にとっても次の仕事をするためのエネルギーにもなると思います。そういう意味では今すごくいい経験をして、また一つ大きくなっているんだろうなと思いました」と、絶賛した。一方、大先輩からエールを送られた小澤は「今回このような大役を務めさせてもらって、初めて気付かされることが本当に多いです。主役を演ずると言うこと。そのものすごい重圧がある中で、これまでもさまざまな作品で主役をされてきた浩市さんのすごさを、本当に少しですが自分も肌で感じられた気がします。尊敬している浩市さんと、同じ現場で目と目を合わせて芝居をさせてもらったことに感謝しています。本当にありがとうございました」と、笑顔を見せた。