「アオイホノオ」安田顕が“あの監督”に!ムロツヨシは福田監督作連投!!
テレビ東京系にて7月よりスタートする新ドラマ「ドラマ24 アオイホノオ」の追加キャストが発表された。「ドラマ24 アオイホノオ」は、「炎の転校生」などで知られる漫画家・島本和彦の大学時代をベースにした'80年代の若者たちの群像劇。「タッチ」「機動戦士ガンダム」などの名作に憧れ、同時に嫉妬するクリエーター志望だった頃の島本本人や、彼を取り巻く友人やライバルたちをモデルにした若者たちが描かれる。漫画家を目指す芸大生の主人公・焔モユルには、柳楽優弥が抜てきされている。
今回決定したキャストは、のちに「新世紀エヴァンゲリオン」でアニメ界を席巻するアニメスタジオの創設者3人組。庵野ヒデアキを安田顕、山賀ヒロユキ役をムロツヨシ、赤井タカミ役を中村倫也が演じる。
庵野ヒデアキはモユルの同級生で、アニメに詳しく、メカや爆発など人並みはずれた作画能力を持っている。ウルトラマンをモチーフにした特撮映像や緻密なアニメーションを上映し、モユルの自信を打ち砕くという役どころ。モデルは、のちに「新世紀エヴァンゲリオン」('95~'96年、テレビ東京系)を監督する庵野秀明。ヒデアキ役を演じる安田は、「あの“庵野さん”を演じさせていただくのですから、光栄至極です。ただ、“あの○○”を考えていたら、何もやってられません。天才も馬鹿も凡人も、同じ人だと思わなきゃ、やってられません。凡人はあがくのみ。この作品が好きです。だって、登場人物は、皆あがいてます。だから、僕もあがきます。大好きな福田(雄一)監督の下で、必死に楽しませていただけるよう、あがかせていただきます」と意気込みを見せる。
次に、山賀ヒロユキは、同じくモユルの同級生で、自らは全く絵が描けないものの、人の才能を見抜く能力がずば抜けて高い。その能力を生かし、才能ある人物を集めてアニメ業界で一儲けしようと考えている、商人気質のある役どころ。モデルは、のちに弱冠24歳で、劇場公開作品「王立宇宙軍 オネアミスの翼」('87年)を監督する山賀博之。ヒロユキ役を演じるムロは、「はい、また福田雄一が遊ぶそうなので、仲間に入れてもらいました。だいぶ前から福田さんのテンションが上がっております。やりたくて仕方ない原作らしく、しっかりふざけると思いますので、冷やかし十分で見てください。ムロツヨシです」と福田監督と親交の深いムロならではのコメントを。春のクールでムロは福田雄一脚本・監督の「ドラマ『新解釈・日本史』」の主役を張っており、福田作品は連投となる。
最後に、赤井タカミもモユルの同級生で、メカや爆発シーンの作画をヒデアキが担当する一方で、かわいいものや女の子を描くことを得意とする。モデルはのちに育成シミュレーションゲーム「プリンセスメーカー」(PC-9801版は'91年発売)などを製作する赤井孝美。タカミ役を演じる中村は、「これだけ面白い原作に福田雄一監督なんだ! 面白くないワケがないと、熱く意気込んでおりますが、僕の役は引っ込み思案。いい感じのスパイスを、押入れから出し入れできたらいいなと思っています」とアピールした。
夏にふさわしい、クリエーター志望の若者たちが“まだ何者でもなく、熱かった日々を描く”ドラマに、期待が高まる。
7月スタート
毎週金曜夜0:12-0:52
テレビ東京系にて放送