【AKB選抜総選挙】新女王・まゆゆが第1位としての所信表明! ステージ上でのスピーチ全文
6月7日に都内で行われた「AKB48 37thシングル選抜総選挙」で悲願の第1位を勝ち取ったAKB48・渡辺麻友が、壇上スピーチで第1位としての今後の自身の有り様について語った。
約2年前より総選挙で1位獲得を目標としていることを公言し、そのために日々努力を重ねてきた渡辺。メンバーの信頼とファンの声援を受けて、やっとその努力が実ったときに語った言葉は、6月9日(月)にAKB48を卒業する大島優子のイズムを継承するような「前しか向かねえ」精神で溢れていた。新政権を樹立したエースによって新たな道を歩んでいくAKBグループ。彼女の思いと熱意を受けて成される変革と進化に期待したい。
【壇上スピーチ全文】
「AKB48チームBの渡辺麻友です。わたしは2年前の総選挙のスピーチで、第1位になりたいという目標を掲げました。でも去年はその夢は叶わなかったのですが。その時は1位に向かってただひたすら頑張った一年だったので、ひたすら真面目に頑張って努力することだけが全てではないんだなと思い、一瞬は1位になるという夢をあきらめかけてしまった、そんな自分がいました。でもそんな時にファンの皆さんがたくさん温かい言葉をかけてくださって、『次こそは絶対に1位を獲ろうね』と言葉を言ってくれて、わたしはその言葉を聞いて、こんなところであきらめてはいけないなと思い、次こそは絶対に1位を獲るんだと固く決心しました。
わたしは12歳の時にAKB48に入り、ことし20歳になりました。ここまで歩んできてたくさんのことがありました。でもわたしは、人生は一度きりなのだから、せっかくこうして大好きなAKB48にオーディションに合格して入ったんだからやれるところまでやりたいなと思い、きょうこの日まで歩んできました。本当にきょうまであきらめないでやってきてよかったなと改めて思います。自分の信じた道を行き、そして、いつも応援して下さるファンの皆さんのことを信じ、やってきて本当によかったです。
わたしがAKB48に入った時、わたしは3期生だったので、わたしの目の前には先輩がたくさんいました。そして、新しい後輩がたくさん増えて、姉妹グループもできて、それと共にわたしの尊敬するたくさんの先輩もたくさん卒業されていきました。卒業されてしまうのはやっぱり淋しくて、わたしが入ったころのAKB48はどこへ行ってしまったのだろうと思うこともありますが、今、このAKB48の3期生として残っているわたしがしっかりと力強く前を向いて行かなければいけないと思います。今までは、先輩の背中を見上げながら後に付いていくように活動してきましたが、先輩ももう少なくなり、そして、きょうこうして、たくさんの方の応援のおかげで1位という本当に素晴らしい順位をいただいたので、もう先輩の背中を見上げて後に付いて行くことはできません。これからは、たくさん今いる後輩たちが、わたしの背中を見て『この先輩に付いて行きたい』と、強く思ってもらえるような、そんなメンバーになりたいと思います。
そして、これからは先輩の背中を見上げるのではなく、AKB48グループの未来を見上げながら、そして初心を忘れずに、たくさんの方への感謝の気持ちを胸に、前へと進んで行きたいと思います。
皆さん、今回はこうして雨の中、寒い中、お集まりくださり、そしてテレビでもご覧になってくださり、そして今回、こうしてたくさんの応援を、本当に、本当に、ありがとうございました!!」