「MOZU」主演の西島秀俊『WOWOW版のアクションは怖かった』
WOWOWプライムの連続ドラマW枠で、6月22日(日)からスタートする「MOZU Season2 ~幻の翼~」で主演を務める西島秀俊がインタビューに応じた。同ドラマは、WOWOWとTBSの共同制作ドラマ第2弾で、4月クールにTBSで放送された「MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~」の新シーズンとなり、Season1で起きた爆発事件から半年後を描く。西島演じる倉木尚武は、警視庁公安部の警部で国際的なテロ事件を追うとともに、爆発事件で亡くした妻・千尋(石田ゆり子)の死の真相を探り続ける。
共同制作ドラマ第1弾の「ダブルフェイス」('12年10月)に引き続き、監督・羽住英一郎氏を中心とする“羽住組”で主演を務める西島は、「『ダブルフェイス』をやったときに、この羽住組でもう一度作りたいという機運がすごくありました。前回、僕自身の撮影日数はかなり短かったので、長期にわたって参加できる今回の企画は、『ぜひお願いします』という気持ちでした」と明かし、「僕がこの羽住組の一番のファンなぐらい好きです。羽住組は本当に素晴らしいので、その一員として参加できたことは僕にとって人生の宝のような幸せな時間でした」と感慨深げ。
本作の肝は、ドラマの域を超える圧倒的なハードアクション。西島は「WOWOW版のアクションは正直、TBSのときよりもはるかに怖かったですね」と吐露し、「列車のアクションがあって、香川(照之)さんと対峙しているときに列車が二人に迫ってくるシーンがあるんですけど、列車が近づいてきても香川さんがその場から逃げないんですね(笑)。撮り終わってモニターで見ると、みんなでゾッとしました。やっぱり列車が絡むアクションっていいですね(笑)。列車って止まってくれないんで、(アクションを)やっている方もすごく怖い。(撮影の中で)一番怖かったです」と振り返った。
Season1はリアルタイムで見ていたという西島。「実際のオンエアを見て『あ、こんなふうになっているんだ』と出演者でも驚いています。(演じているときと)全然見え方が違いますね。リアルタイムで見ると、ドキドキする感じで個人的には好きです」と話し、Season1の反響について「SNSは全くやらないんですけど、周りからなんとなく感想が入ってきていろんな意見を聞きます。正直、どの意見もすごく納得しますね(笑)。僕自身も参考にすることはたくさんあるし、いろんな方に意見を言っていただけるのはありがたいです」と感想を述べた。
最後に、「Season1を見た周りの人に、『美希(真木よう子)の家にかかってくるあの電話は何なんだ』ってよく聞かれるんですけど、僕はそれには答えられなくて(笑)。それはSeason2を見ていただければ分かるので。『家族』が大きなテーマとなっていて、倉木の家族の謎だけでなく、美希の家族の謎も大きなテーマとなっています。あとは、Season1の雨の雰囲気と変わって、Season2では雪原の中のシーンもあるので、映像が全く違います。全体の舞台も国際的な大きなスケールとなるので、ぜひ楽しみにしていただければと思います」と作品をアピールした。
6月22日(日)スタート
毎週日曜 夜10:00-11:00
WOWOWプライムにて放送
※初回は無料放送で夜10:00-11:30