「ゼロの真実」和田正人インタビュー(2)『皆さんもノメりこんで見てください』
(「ゼロの真実」和田正人インタビュー(1)より続く)
――では、タイトルにちなんで、和田さんの“真実”を教えてください！
え～!? 僕の真実ですか…。う～ん、何やろうな(笑)。今回ドラマにも必ず出てくることですが、実際に僕、解剖というものに携わった経験があります。保健体育の教職を持っているんですが、教職を取るときに実際に医大に行って、医大の方々と一緒に学びました。
――すごい！ 本物の解剖はどうでしたか？
なかなかできる経験ではないので、貴重な体験をさせてもらったなと思いました。だから今回、監察医のドラマということで、たぶん僕しかこういうの実際に経験したことないだろうなって思っていたら、刑事側でした(笑)。いつか、この経験を生かせる時が来たらいいなと思います。だから、そんな経験がある！というのが、“僕の真実”です。これはどこにも言っていません(笑)。
――では、5話から終盤へ向けての見どころを教えてください。
8月14日(木)放送の第5話は屋敷刑事の元奥さんが出てくる回ですね。やっぱりすごく脚本が緻密で、一通り流し読みしたときに「ここの表現ってどういう意味だろ？ 僕が気付けていない意味があるのかな？」と、一度読んだだけでは分からないようなところが、後々効いてくる。話の本線となる重要なことではなくても、キャラクターをより深めるための一言だったり、シーンであったり、そういうのが随所にちりばめられているので、読めば読むほど深まっていき、その本の魅力が引き出されるようで面白いです。毎回、僕自身も一人の視聴者のような立場で楽しみにしています。だから、この作品が最後にどういうところに着地するのかなというのがとても楽しみです。いまだに真央(武井)のお母さんの死因の解明もされていなければ、謎多き死刑囚・小杉(橋爪功)の存在も明かされていないので。本当に見どころを一個に絞るのが難しいんですけど、回を増すごとにノメりこんでいっている自分がいますから。目を離せない展開に、きっと皆さんも同じようにノメりこんでいくのではないかと思います。ぜひ見てほしいなと思います！
【8月14日(木)の第5話あらすじ】大物代議士・友部理一郎(浜田晃)が自宅で遺体で見つかる。検案を担当することになった真央(武井咲)らの調べで、遺体は自宅ではなく別の場所で死亡していたことを突き止める。それが愛人の中里ふみ(堀内敬子)の家だということも判明するが、友部の妻・葵(木野花)は「夫は自宅で死んだことにしてください」と要求する。屋敷(佐々木蔵之介)は事件の可能性もあるとして、友部の愛人であり、自身の元妻でもあるふみを問い詰める。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週木曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系で放送
