現代版チャプリンが誕生!? 斬新すぎる”サイレント映画の吹き替え”に挑戦!
CS放送のスターチャンネルでは、「吹替で蘇る!チャップリン笑劇場」と題して10月より3カ月連続でチャプリンの短編作品を特集する。「成功争い」などの厳選した12作品を江原正士、大塚芳忠、高木渉、堀内賢雄、森川智之ら豪華声優陣5名が吹き替えに挑戦。声優発表会見には、江原、高木、森川の3名に加え、ナレーションを担当し、企画の発起人でもある声優の羽佐間道夫が出席した。
“喜劇王”として数々のサイレント映画を後世に残したチャールズ・チャプリンは、ことし映画デビュー100周年を迎える。それを記念したイベントや、有名な映画のワンシーンのセリフがCMに使用されるなど、今、チャプリンが静かにアツい。今回、そんな山高帽にチョビ髭でおなじみのチャプリン・スタイルで登場した声優陣3名は終始ハイテンション!
唯一収録を終えている高木は「子供のころ見ていたチャプリンの作品に声をあてる機会があるなんて夢にも思ってなかった」と興奮気味。「洋画吹き替えの場合はヘッドホンを付ければ原音が流れてくるので、それをきっかけに収録するんですけど、今回はサイレント映画なので頼れる音がない。共演者のセリフをよく聞いて、動きにあわせて演じるという感じでした」とセリフがないアテレコの難しさを振り返った。それでも収録はアクティブに取り組んだようで、ディレクターに「アドリブ入れすぎ」と突っ込まれたことを明かすと、「アドリブだらけ!現場で何を言うかわからない!」と羽佐間が割って入り、会場を沸かせた。
和やかな雰囲気の会見のなか “完成された無声映画にあえて音を入れる”という話題に移ると、高木は一転、真面目な表情で「チャプリンを愛してやまないファンの方々には“無声映画だからいいんだ”という意見は当然あると思う。イメージを壊したくありませんでした」と謙虚な一面を見せた。かと思えば、江原は「ある意味冒険なんですよね。“暴挙”ではありません!完成された作品をどれだけバージョンアップできるか。大変ハードルが高いと思っています。けど、見る価値があると思います!」と豪快にアピール。森川も「新たなジャンルが生まれるという感じがする。若い世代にもチャプリンの世界を堪能してもらえれば。私もばっちり二枚目声で演じます!(笑)」と意気込みを見せた。
10月より3カ月連続で特集放送
CS放送 スターチャンネルで放送