TBSでは10月の日曜劇場枠で、宮藤官九郎脚本の「ごめんね青春!」を放送する。今作は宮藤とプロデューサー・磯山晶が何年も前から企画していた「学園もの」で、テーマは「青春」、そして「愛情」。いじめや不登校などなく、トイレでお弁当を食べる生徒や大金持ち、超ビンボー学生も出てこない。閉塞感が漂うことなく、明るく楽しい「理想郷のような学園生活」を描いていく。
主演は錦戸亮。主人公の原平助を演じる。満島ひかりが合併する女子校の教師・蜂矢りさ役としてヒロインに抜てきされた。そして、この2人を取り巻く共演者に、斉藤由貴、森下愛子、えなりかずき、坂井真紀、生瀬勝久、風間杜夫ら多彩な顔ぶれが集結することが決定。さらに、永山絢斗、重岡大毅(ジャニーズWEST)、波瑠、トリンドル玲奈らフレッシュなキャスティングも発表された。ジャニーズWESTの重岡大毅は、主演の錦戸とは今作が初共演。錦戸演じる平助が勤める男子校の生徒・海老沢ゆずるを演じる。
また、「ごめんね青春!」の主題歌が関ジャニ∞の「言ったじゃないか」に決定した。作詞を宮藤官九郎自ら担当。宮藤作詞の楽曲は、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」('13年)の挿入歌「潮騒のメモリー」以来となる。作曲は銀杏BOYZの峯田和伸が手掛けた。すでに収録済みで、ドラマにふさわしいアップテンポの楽しい雰囲気の中、どこか懐かしくもあり切なさも感じる楽曲になっている。
主人公の平助は、静岡県にある仏教系男子校の男性教師。特別な人間ではなく、ごく普通の感覚の持ち主。ただ、14年前に起こったある不幸な事故のために、彼の人生は大いに狂ってしまう。それ以来、彼は責任を感じ、地元に、そして母校にとらわれて生きてきた。そんな折、学生数の減少により彼の勤める男子校と、同じ地域にある女子校が来年から合併することが決定。さらに、合併前の「お試しイベント」として男女合同の文化祭が開催されることに。彼は、「文化祭を成功させる!」という目標に向かって全身全霊でまい進するが…。登場人物全員、明確な動機を持って自分が正しいと思うことをやっているだけだが、それぞれの思惑が文化祭で結実する…そんな青春ストーリーが展開される。
■重岡大毅コメント
とにかく一生懸命やります!もちろん不安だったり、緊張だったりと、いろいろありますけど、全部忘れてフェイントなしの直球勝負で!等身大の僕でぶつかっていきたいです!錦戸君と一緒にお仕事するのは、今回が初めてなので、錦戸君の背中を見てたくさん学びたいです。
■宮藤官九郎コメント
ドラマの構想を考えながら、ずっと銀杏BOYZの「BABY BABY」を聴いていました。主題歌はバカみたいに明るくて、バカ過ぎて切なくなる、そんな失恋ソングがいいなと思い、これはもう峯田(和伸)くんに曲を書いてもらうしかない!と1日で歌詞を書いて送ったら、翌日デモが届き、台本より先に主題歌ができてしまいました。関ジャニ∞さんの持つバカっぽさと、祭りの後の虚しさ・寂しさを感じとってもらえたらうれしいです。
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