10月16日(木)からスタートする「科捜研の女」(テレビ朝日系)で、京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の映像データ担当・涌田亜美を演じる山本ひかるの囲み取材が9月19日(金)に行われ、番組の裏話を明かした。同作は、科捜研の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)ら研究員たちが専門技術と抜群のチームワークで事件の真相解明に挑む姿を描くドラマ。放送開始から15周年を迎える第14シリーズでは、マリコと藤倉(金田明夫)の対立で新展開が描かれる。
山本のコメントは以下の通り。
――撮影は順調ですか?
最初よりリラックスして撮影に臨めました。チームワークができている現場だったので、途中から参加することにプレッシャーを感じていたんですが、和やかな雰囲気で撮影は順調に進んでいます。
――涌田亜美というキャラウターはデジタルスキルが高い設定ですが、山本さんご自身はデジタル系に強いですか?
パソコンのメモリ交換を自分でできるのでデジタルスキルは高い方だと思います。現場でパソコンの操作を「これをこう押して下さい」とか言われるんですが、迷わずできるのでスタッフさんから「さすがです」とか言われたりします(笑)。前回のシリーズでデスクトップパソコンを分解したものを組み立てていく時にバラバラになったパソコンを初めて見たのですごく感動しました! いろんな部品がたくさんあって、この中に入ってるんだと初めて知ったので機械に対する興味がより湧きました。
――ノートパソコンのメモリを変えるのは素人がやると怖いと思うのですが。
そうですね。本当に気を使いながら置いたりするんですけど。そこからパソコンを選ぶときは、CPUがいくつとかちゃんと読むようになりましたね。「これ、スペック高いなぁ」とか、分かるようになりました。
――演じる上で亜美と似ていると思う部分はありますか?
機械に強いところと、亜美は空気を読まない役なんですが、私もたまに空気読まないところがちょっと似ているなと思います(笑)。
――「私、今空気読んでないわ」ってエピソードありますか?(笑)
友達の家に行って軽食を出されたときに、それを食べながら「中途半端に食べると、余計おなか空くよね」って言っちゃった時にやばいなって思ったりします。後で反省したりしますね。
――ドラマの中で、亜美と相馬(長田成哉)が科捜研のムードメーカーだと思うのですが、実際の現場でのムードメーカーは誰ですか?
相馬役の長田さんですね! 大変な長い撮影中でも、みんなを笑わせてくれたりとかすごいムードメーカーでした。あと、私が入った時も、話し掛けてくれてみんなになじませようっていうのを分かりやす過ぎるくらいやってくれたのが長田さんなので、本当に感謝しています(笑)。
――撮影は京都ですが、大阪出身ということで京都になじみはあるのですか?
あまりないんですが、小学校3年生の頃、家族で映画村に遊びに行ったりしていて、その時にあんみつ姫の格好をして遊んでいました。その頃はまさか映画村隣の撮影所で撮影しているなんて思ってなかったので、運命的な不思議な感覚ですね。
――「科捜研の女」の面白さはどんなところでしょう?
鑑定の仕方で、ここまで分かるんだという点ですかね。歩き方で同一人物か分かるとか、指紋はここまで復元できるとか、見ていて悪いことはできないなって思うことがたくさんあります。見てなかったら知ることがなかった裏側を知ることができ面白いと思います。
――今作で14シリーズ目になるんですが、初めて出演が決まったときはどう思いましたか?
私でいいんですかね?って感じでした。新しい風を吹かせてほしいと言われたので、いい意味で続いてきたっていうプレッシャーを感じないようにしました。
――最初のシーンは覚えていますか?
最初、ネットカフェの撮影があったんですけど、私自身ネットカフェに泊まったり、6時間パックを2周したりすることも多かったので(笑)。すごく撮影は楽しかったです。ずっとこのままいたいなって。
――漫画がお好きなんですね。
少女漫画が好きで、実家に結構な数があります。今好きな作品は少女漫画だと「アオハライド」「ストロボ・エッジ」「シュガシュガルーン」とかキラキラ系が好きです。あと伊藤潤ニさんの「うずまき」とかホラー系もめちゃくちゃ好きです。
――新シリーズの見どころは?
藤倉部長とのやりとりで、今後どうなるのかという点と、動きがあることによって臨場感が出て、視聴者の方がわくわくできるような作品になっていると思います。あと、私の出番がちょっと増えているような気がします(笑)。せりふも増えてるし、聞き込みの調査とか今まで行かなかったんですけど、今回は付いて行ったりしているので個人的にうれしい部分はそこです(笑)。
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