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片岡愛之助、楳図かずお役と聞いて「似ていないから最初は即刻お断りした(笑)」

2014/09/27 17:15

映画「マザー」公開を記念して"グワシ"ポーズで舞台挨拶。写真右から真行寺君枝、片岡愛之助、舞羽美海、楳図かずお
映画「マザー」公開を記念して"グワシ"ポーズで舞台挨拶。写真右から真行寺君枝、片岡愛之助、舞羽美海、楳図かずお

9月27日(土)、漫画家・楳図かずおが初の監督・脚本を務める映画「マザー」の初日舞台あいさつが東京・新宿ピカデリーで行われた。海外からも高い評価を受ける楳図作品創作の秘密や母親との愛の物語が、美少女や蜘蛛、へび女など彼の作品を彩る独特のモチーフをふんだんに盛り込んで美しくも妖しく描かれる。

登壇者は、主人公の楳図を演じる片岡愛之助、楳図と共に怪奇現象に立ち向かう編集者・若草さくら役の舞羽美海、楳図の母・イチエを演じる真行寺君枝、楳図かずおの4人。

77歳にして初監督に挑んだ楳図は「どこで驚ろかそうかと苦労しましたけど、ここにいらっしゃるお三方が内容をしっかりお芝居に表現していただきましてほんとに映画になったと思い僕は満足しています。漫画や映画を乗り越えた14歳以来19年ぶりの新しい作品を見ていただけたことで、1つ大きな息をついております」と語った。

初のホラー作品で主人公を演じた片岡は「まことちゃんで育ってきました世代なので、その楳図かずおをさんという漫画家の役を務めさせていただくって本当にうれしかったですね。最初は、楳図先生の自伝を作ると伺ったんで即刻お断りしましたけどね(笑)。だって先生と全然似てないじゃないですか。ただ、僕の中では先生の作品って歌舞伎と共通しているところがあると思っています。出てくる女性が全て美しい人ばかりなんですよね。美というものをすごく意識して作ってらっしゃる点が、美の集大成ともいえる歌舞伎と共通してますよね。また、"グワシ"という決めのポーズって歌舞伎でいうところの見得と通じるところがあったので、この役どころは自分としてもすんなり入れました」と明かした。

舞羽美海は「ホラー映画を見ることはあまりなかったんですけど、この作品に携われていいキャストの皆さんとご一緒させていただき貴重な経験になりました」と語り、真行寺は「子供の頃から楳図ファンでした。でも『へび少女』が本当に怖くって19歳までトラウマでした。なのでこの映画は先生へのリベンジだという思いで撮らせていただきました(笑)」と会場を沸かした。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

映画「マザー」
9月27日(土)公開

画像一覧
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  • 映画「マザー」公開を記念して"グワシ"ポーズで舞台挨拶。写真右から真行寺君枝、片岡愛之助、舞羽美海、楳図かずお
  • 【写真を見る】歌舞伎と楳図作品の共通点とは…?
  • 「今回、表現できなかったことは続編(?)で!」と次回作への意欲を見せた楳図かずお
  • 楳図の母親役として妖艶な演技を見せた真行寺君枝
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