船越英一郎演じる吉永誠一は、スキルの低さが逆に魅力的!?

2014/10/10 22:33 配信

ドラマ

会見に出席した(左から)平山あや、中山忍、船越英一郎、小泉孝太郎、柿澤勇人、眞野あずさ(C)テレビ東京

10月17日(金)からテレビ東京系でスタートする金曜8時のドラマ「新・刑事吉永誠一」の記者会見が都内で行われ、船越英一郎、中山忍、小泉孝太郎、平山あや、柿澤勇人、眞野あずさが登壇した。

金曜8時のドラマ「新・刑事吉永誠一」は、昨年秋クールに放送された金曜8時のドラマ「刑事吉永誠一 涙の事件簿」の第2弾で、船越が演じる正義感の強いノンキャリア刑事・吉永誠一が主人公の刑事ドラマ。これまでの“涙”からテーマは一新され、“怒り”へと変わった今作は、吉永が「絶対に許さん!」を決めぜりふに、世にはびこる悪を成敗する。

主演を務める船越英一郎は、シーズン2を迎えるにあたり、「“吉永と一緒に歳を重ねたい”という念願がかない、大変うれしい。今回第2弾を迎え、これから第3弾、第4弾と“連続ドラマとして、吉永がライフワークとなること”という新たな夢を同時に持つこともできました。物語は、スピーディーなエンターテインメントとなっていて、刑事ものであり、家庭を持つ男の物語であり、そして小泉孝太郎くんと柿澤勇人くんの青春ものとなっています(笑)。僕個人の集大成的なドラマでもありますので、ぜひご覧になってください」とアピール。

続いて、吉永の相棒・鑑貴一を演じる小泉孝太郎は、「前回はどちらかというとクールな役どころで、『吉永』チームでは新顔でしたからプレッシャーもありました。だから柿澤くんの今の立場がすごく分かりますね(笑)。でも、このドラマは柿澤くんにかかってますから!(笑) 僕はドラマの中では柿澤くんのことを大っ嫌いな役どころですけど、実際は応援しています」と語り、会場の笑いを誘った。

小泉からプレッシャーをかけられた柿澤勇人はエリート官僚役で、今作から登場する。「お話をいただいたときに、最高のチームワークで、あったかい現場だよとうかがっていたのに、まさかこんなにプレッシャーをかけられるとは思ってもみませんでした(笑)。でも、船越さんをはじめ、多くの先輩方からいろんなものを盗めたらいいなと思っています」と意気込みを見せた。

吉永の妻・照子を演じる中山忍は、「365日幸せだった吉永家に、娘の反抗期や生まれたばかりの息子のことなど、波乱が巻き起こります」と新しい見どころを。鑑識課の主任で、小泉演じる鑑と同棲中の一色理香を演じる平山あやは、「私の母親が大好きな作品で、またこのチームに入れていただけることを本当にうれしく思います。毎日母親に『きょうは何のシーンを撮ったの?』って聞かれるんですけど、言っても分からないじゃんって思いながら話しています(笑)」と語った。そして、吉永が所属する片山班の班長・片山桐子を演じる眞野あずさは、「今回はあえてショートカットで役に挑みました。演じていて、今までと違うなと思ったところは、刑事の皆さんに愛情を注いで接するようになったことですね」とコメントした。

船越に吉永誠一という男の最大の魅力を聞いてみると、「スキルの低い主人公であるところですかね(笑)。地道な捜査しかできないけれど、人の心に寄り添うことに注力している。そんな普通の男の姿が魅力ではないでしょうか。僕自身も等身大で演じています」と真摯(しんし)に答え、今作に懸ける思いを明かした。