「仮面ライダードライブ」上遠野太洸『最後は一人勝ちしたい』
テレビ朝日系で放送中の「仮面ライダードライブ」(毎週日曜朝8:00-8:30)は、ある事件をきっかけにトラウマを抱えた刑事・泊進ノ介が、“仮面ライダードライブ”に変身し、人工生命体“ロイミュード”の起こす事件を解決。さらに、仮面ライダードライブとロイミュードの謎に迫っていく。
今回、仮面ライダードライブの敵でロイミュードの殺し屋・チェイスを演じる、上遠野太洸にインタビュー。出演が決まった時の感想や共演者について、役を演じるにあたっての思いを聞いた。
■上遠野太洸 インタビュー
――まず、出演が決まった時の感想をお願いします。
実はデビューのころから何度も「仮面ライダー」シリーズのオーディションを受けていたので、あと一歩届かなかった仮面ライダーに、今回やっと出演が決まってうれしかったです。仮面ライダーには幼いころから憧れていましたし、負けず嫌いな性格なので、挑戦し続けて良かったと思います。
――上遠野さんにとってヒーローとはどんな存在ですか？
小さい時は、絶対会えない神様みたいな存在だと思っていたような気がします。でも、成長した今では、誰かのために力を発揮できる人は皆ヒーローなんじゃないかと思えるようになりました。僕が演じるチェイスも、仲間であるハートやブレンのために力を発揮するのであれば、ある意味では“ヒーロー”と言えるんじゃないかと思います。
――チェイスを演じるにあたって、意識していることはありますか？
チェイスは人造人間で「迷う」ことを知らないのですが、仮面ライダードライブと戦うことでいろいろな迷いが生まれて、悩んだりもするようになります。ですが、チェイスの人格からブレない芯を持って、「迷い」が表に出ないようにと、今は演じるよう心掛けています。
――迷わない演技というのは難しそうですが、何か工夫されていることはありますか？
まず、チェイスの全ての行動に自分なりの解釈を出した上で、演じようとしています。解釈が間違っていたら監督か誰かが止めてくれるだろうと思って、とりあえずやってみるという感じです。今のところ、特に止められるようなことはないので良かったです。
――では、共演者の方や撮影の雰囲気はいかがですか？
皆それぞれ率直にディスカッションできる関係です。変に気を遣うこともないし、話していて楽しいですね。ハート役の蕨野(友也)くんは一人年上ですが、誰とでも変わりなく接してくれているんです。僕らの中でついさっき、蕨野くんを“びーわら”って呼ぶようになりました(笑)。そうやって周囲の気遣いができるところも尊敬しています。お互いのリスペクトがあって成り立っている現場だと思います。
――もし、プライベートで共演者の方と出掛けるとしたら何をしてみたいですか？
まだそういう機会がないので、まずはみんなでお酒を飲みに行ったりしたいですね。(竹内)涼真は、「ここ行きたい」って言ったら、どこでも付き合ってくれると思います。“びーわら”（蕨野）は、僕と同じでロードバイクが好きなので、一緒にツーリングとか楽しそうですね。
――上遠野さんは、「仮面ライダードライブ」の制作発表会見の時、「チェイスとしてドライブに勝ちたい」とおっしゃっていましたが、勝利へのプランはありますか？
うーん、できればチェイスの一人勝ちが良いなあ。最後はドライブとチェイスの一騎打ちで、見ている人はもちろんドライブが勝つと予想すると思うんですよ。それで2人が攻撃しあって、チェイスが負けそう！と思いきや、ドライブが倒れるというストーリーがいいです。ラストは、チェイスの去っていく後ろ姿に“BAD END”っていうクレジットが出て終わると面白いかなと(笑)。
――最後に、番組の見どころやファンの方へのメッセージをお願いします。
人間味のない不完全な人造人間のチェイスが、ドライブと接することで徐々に人間らしさを出していく、その変化を追ってほしいですね。僕もどんな展開になるのか全然分からないので、見てくださるみなさんと一緒に楽しみたいです。メーンストーリーでも、仮面ライダー側もロイミュード側も仲間が増えたり、パワーアップしたりと、敵対関係がどんどん複雑化していくのを楽しんでいただきたいです。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週日曜朝8:00-8:30
テレビ朝日系にて放送
