大阪出身の菅田将暉“記憶に残るドラマになれば” 「二十歳と一匹」で阪神・淡路大震災への思いを語る!

2014/11/06 23:22 配信

ドラマ

来年放送のドラマ「二十歳と一匹」で、災害救助犬のハンドラーとして成長していく菅田将暉演じる理人(左)と足立梨花演じるサラ(右)

阪神・淡路大震災の発生から20年目を迎える'15年1月にNHK総合で放送される特別ドラマ「二十歳と一匹」の撮影がスタートし、11月4日にロケ地である兵庫・神戸の灘区灘丸山公園にて菅田将暉足立梨花が報道陣の取材に答えた。

同作は幼い頃に阪神・淡路大震災で両親を失った二十歳の青年が、災害救助犬のハンドラーを目指す物語。菅田演じる青年・理人が足立演じる新人ハンドラー・サラと出会い、成長していく姿が描かれている。

大阪出身の菅田は「(震災当時の年齢は)1歳半かな、記憶はありません。揺れたときに父母が必死に私を抱えて守ってくれたようです」と境遇を語った。また、本作に出演することを家族に知らせたところ、祖父から手紙が届いたといい「祖父は震災直後に被害状況を調べる仕事をしていたようで、手紙はその当時を振り返ったものでした」と明かし、「それを読んで被災者の思いを知り、震災を経験していない人、これから生まれてくる人たちにも知ってもらうことが大切だと感じました。記憶に残るドラマになればと思っています」と意気込んだ。

一方、足立は撮影を振り返り「訓練の時にパートナー(救助犬)が『待て!』を聞いてくれなくて…。『できたかな…』と思って振り返ると付いてきていて、悔しくて私自身思わず涙してしまったのですが、ハンドラーになる実際の方々もこういう思いをしながら頑張っているのかなと思いました」とコメント。また、役柄について「サラは東日本大震災をきっかけに救助犬のハンドラーを目指すのですが、私も東北の地震が起きた時、何かできることはないかと考えたけど実際何もできませんでした。だから、その時の思いをサラの演技に乗せたいと思っています」と語り、心境を明かした。

なお、詳しい放送日時は追って発表される。

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