ウインターカップはすごく好きな大会!プロバスケ界の”ケイ”五十嵐選手から高校生にエール

2014/11/20 10:49 配信

芸能一般

ウインターカップへの思い入れを語る五十嵐選手

高校バスケットボールの頂点を目指して戦われる全国高校バスケットボール選抜優勝大会、通称ウインターカップ。ことしも12月23日(火)~29日(月)まで、男女合わせて100試合の熱戦が繰り広げられる。現在、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋のポイントガードとして活躍する五十嵐圭選手が、高校時代の様子やウインターカップへの思いを語った。

五十嵐選手の高校時代には田臥勇太選手(現リンク栃木)というスーパープレーヤーがいた。「僕らの世代に田臥選手がいました。彼がいた能代工業高はとても注目されていて、結果として高校9冠を達成。僕の時代の9大会すべてに優勝しました。3年間で対戦したことはありませんでしたが、対戦してみたいという気持ちはありました。ただ、たどり着くまでに敗退してしまいましたが」と残念そう。

高校最後の大会として臨んだ際には「3年間やってきたことを最後のウインターカップで出し切ろうとチームメートと話してコートに立ちました。2回戦で福岡大大濠高と対戦してブザービーターで勝ったんです。試合の終盤、最後のプレーで自分がシュートを打つという指示だったのですが、DFが付いて来てシュートが打てませんでした。その時に3年間共に頑張ってきた仲間にパスを出したら、その選手が決めてくれたんです。自分たちがやってきたことが報われた瞬間でした。3年生同士の気持ちが強かった分、勝利できたと思います」と劇的な勝利を懐かしんだ。

高校時代からプロを意識していた五十嵐選手。「当時から型にはまったバスケをやっていませんでした。どちらかと言うと自分で1対1のシチュエーションを作ったり、自分でパスを出したりするバスケでしたね。自分で考えながらプレーすることを心掛けました。大学、そしてプロに入ってからは、そういう経験が生きていると思います。中学や高校だと、なかなかできにくいと思いますが、自分で考えながらやったことは、その後に生きてくると思いますよ」と言うアドバイスは見習いたいところ。

五十嵐選手にとってウインターカップとは?「ウインターカップに出られたことで、もっとうまい選手がたくさんいることを肌で感じることができました。大学に入ってからも、そういう選手に負けないようプレーしてきました。ウインターカップは、手の届く目標を持つことの重要性を感じられた大会でしたね。大きな夢を持ちつつできる目標を設定してクリアすること。これはバスケに限らず、どの道に進んでも活用できることだと思います。目標を持つことと、それに向かって努力すること、そしてその目標をクリアしていくことの重要性を学ぶことができる場所なのではないでしょうか。3年生にとっては高校生活最後の大会になると思うので、とにかく一生懸命悔いの無いように頑張って下さい。応援しています」と後輩たちに熱いメッセージを送った。J SPORTSでは「ウインターカップ2014」全100試合を生中継する。高校生たちがひたむきにプレーする熱い戦いは見逃せない。