いよいよ今夜、NHK総合ほかにてスタートする大河ドラマ「花燃ゆ」。吉田松陰(伊勢谷友介)の妹であるヒロイン・文(井上真央)を取り巻く松下村塾生たちの豪華キャスティングも話題だ。そんな中から今回、松下村塾四天王に数えられる秀才として知られ、のちに文の最初の夫となる久坂玄瑞を演じる東出昌大に、歴史好きならではの意気込みを聞いた。
萩城下で一番の美丈夫で、180cmを超す長身と美しい声を誇ったと伝えられる久坂。東出のハマり役となりそうな予感だ。東出が実在した人物を演じるのはこれが初めて。歴史好きの東出だけに、事前の勉強量は相当なもので「山口・萩博物館の先生と久坂の書いた訴状を読んだり、松下村塾の資料を読んだり。萩ロケ時には、久坂の生誕地から松下村塾までの道を歩いてみました。3~4kmの田舎道を当時10~20代の久坂が歩きながら、ここから『日本を変えてやろう』って思った…その思いは並大抵の大きさではないですよね」と語った。
また、共演する高良健吾や瀬戸康史とも、歴史の“勉強会”に励んでいるそうで「高良くんとは16歳のころからの知り合いで。今回共演できることになって、家でお互いの資料を交換して読みあったりしていたんです。そうしたら、クランクイン前日の夜10時くらいに『緊張して眠れない』って電話かけてきて。真面目で、何とも彼らしいですよね」と明かした。
'14年は連続テレビ小説「ごちそうさん」、映画「アオハライド」「寄生獣」と話題をさらい続けた東出。最後には杏との“元日結婚”も発表した。'15年もやはり多忙なようで、「自分の中の情熱的な部分は?」という問いには「仕事ですね、仕事だけです。しばらくプライベートはあきらめます!(笑)」と、ちょっと自虐的に答えてくれた。
さらに、「大河だけでなく、他も合間を縫っての撮影になりそうなので、今のうちから考えておいて、勢いにのまれないようにしたいですね。とりあえず3月、4月までは濁流の中で何とかやるしかないと思うので、そこまで体を壊さず、病まず、ベストを尽くしていきたいです」と意気込みを語った。
東出の撮り下ろしグラビアとインタビュー全文は、発売中の「テレビジョンCOLORS vol.12 RED&WHITE」に掲載されている。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)