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2015年は「とにかく見てもらう」ことに懸ける! 「花燃ゆ」高杉晋作役・高良健吾が熱意を語る!!

2015/01/04 10:00

射るような真っすぐな眼光が印象的な、大河ドラマ「花燃ゆ」に出演する高良健吾。ことしで俳優活動10周年を迎える
射るような真っすぐな眼光が印象的な、大河ドラマ「花燃ゆ」に出演する高良健吾。ことしで俳優活動10周年を迎える 撮影=荒木勇人

いよいよ今夜、NHK総合ほかにてスタートする大河ドラマ「花燃ゆ」。吉田松陰(伊勢谷友介)の妹であるヒロイン・文(井上真央)を取り巻く松下村塾生たちの豪華キャスティングも話題だ。塾生の中でも最も著名な高杉晋作を演じるのは高良健吾。ことし俳優デビュー10年を迎える高良に、熱い意気込みを聞いた。

幕末の風雲児・高杉晋作を演じる高良は大河ドラマ初出演。のちに奇兵隊を率いたあまりにも有名な偉人を、高良はどう捉えているのか問うと「みんながイメージする高杉晋作は、全てを成し遂げたあとの高杉像だと思うのですが、今演じているのは高杉が松下村塾に入る前の18、19歳ぐらい。世の中をちょっと冷めた目で見ているんですよね。何をしてもつまらない、自分のやるべきことを見つけられずにいる。吉田松陰先生や仲間に出会って変わっていくのですが、彼の辞世の句『おもしろきこともなき世をおもしろく』は自分が生きる上でのテーマでもあるので、演じている今はとても充実しています」と答えた。

また、高杉に関する文献を読みまくったという高良は「その人を演じる上では当たり前のことですよね。それに高杉だけでなく松陰先生の言葉も勉強しないと、彼がそこから何を感じたのかわからない。理解しないままセリフを言っているだけでは、何も伝わらないと思うから」と語った。

2月14日には主演映画「悼む人」も公開。「ごくせん」('05年)でテレビドラマに初出演してから10年の節目に、魅力的な難役が続くことに意味を感じているという高良は「ここ3年くらいのおかげで、自分の行きたいところに近づけたかなと。一番変わったのは、以前は、分かる人だけ分かってくれればいいと思っていたけれど、今はそれではダメなんだと気付いたこと。まずは見てもらわないと何も始まらない。今の思いとしては、とにかく『大河ドラマ』を見てもらいたい。今の時代に響く言葉がたくさんあると思います。『悼む人』も自分としては勇気が必要な役だったし、そういう意味でも、10年目に残す作品は、自分の中で意味があるような気がするんですよね」と意気込んだ。

「10年目は自分を変えたい」と語る高良。彼の「見てもらう」という意欲が花開く2015年となりそうだ。

なお、グラビアとインタビュー全文を掲載した「ザテレビジョンCOLORS vol.12 RED&WHITE」は好評発売中だ。

こうら・けんご='87年11月12日生まれ、熊本県出身。映画を中心にテレビドラマでも活躍。映画「横道世之介」('12年)ではブルーリボン賞主演男優賞を受賞。主演映画「きみはいい子」が'15年公開。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

大河ドラマ「花燃ゆ」
'15年1月4日(日)スタート
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかにて放送

撮影=荒木勇人 取材・文=馬場英美

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