1月15日(木)夜10時にフジ系でスタートする東京・表参道が舞台の新ドラマ「問題のあるレストラン」の制作発表が、1月7日に同所にある表参道ヒルズで行われ、真木よう子、東出昌大、高畑充希、松岡茉優、臼田あさ美、YOU、安田顕、田山涼成、吹越満、杉本哲太が登壇。表参道ヒルズの吹き抜け大階段での制作発表で、一般客に囲まれての会見となった。
「問題のあるレストラン」は、ドラマ「最高の離婚」('13年、フジ系)などを手掛けた坂元裕二の脚本で、理不尽な男性陣にリベンジをかける女性たちの奮闘を描く“女性応援コメディー”。主人公・田中たま子を演じる真木は、「たま子は『ポンコツどもが!』と一喝もするんですけど、結構お気楽な役で。お気楽であっても、ものすごく仕事に対して真面目で、仕事が大好きで、一生懸命頑張っている女の子なんです。坂元さんの脚本はすごく振り幅が広くて、『こうもできる、ああもできる』と難しくて、監督と相談しながら演じています」と撮影の様子を語った。
続いて、たま子を裏切る天才シェフ・門司誠人を演じる東出は「門司は人間性にちょっと欠陥がある役です。自分がすべて正解だと思っているんですけど、天然で悪気なく悪いことを言う。今までなかなか自分が演じてきたことのない役なので、今回は存分に“毒っ気”を出していきたいと思います」と役柄について語りつつ、「僕はわりと臆病で自分に自信がないところがあるので、門司がここまでハッキリ物言いができるのはすごいなって。でも、ちょっと抜けてるところは共通項だと思います(笑)」と自身と比較した。
また、引きこもりの千佳を演じる松岡が「19年間生きてきて着たことがない服を毎日着させられ、すごく暗いセリフを毎日しゃべっています」と明かすと、女装好きのゲイ・几(おしまずき)ハイジ役の安田も「41年間生きてきた中で着たことのない服を着ており…非常に幸せでございます(笑)」と重ね、会場が笑いで包まれる一幕も。そんな安田の女装について、真木は「本当にきれいですね! たま子は“女性の美”を意識していない役なので、ハイジの方がきれいなんですよ。ちょっと嫉妬します(笑)」と絶賛した。
一方、たま子の元上司でセクハラ・パワハラ常習の西脇太一役・田山は「53年前に児童劇団に入り、いろんな役をいっぱいやってきたんですけど、こんなにサイテー男の役をやらされるとは思ってもみませんでした! 世の男性は私を見て反面教師にしていただきたいと思います(笑)」、土田数雄役・吹越は「人間味あるかわいい役ですよ? 実を言うと、台本に書かれている土田より僕の方がひどい人間なので、いい人間を演じれば土田になるんです(笑)」、たま子らの最大の敵・雨木太郎役の杉本哲太は「雨木はあり得ない男の見本のような人物ですね。あまりやってきたことのないような役柄なので、探りながら作っています。台本を読んで『こりゃねーだろ!』って思うんですけど、自分の中にある悪い部分を最大限に引き延ばしてやっていきたい」と、それぞれが“悪い男”という新たな役に挑戦していることを語った。
そんな中、記者から「男性陣の中で一番嫌いなキャラは?」という質問が出ると、真木は「杉本さん演じる雨木太郎。死ねばいいのに…(笑)」、YOUも「雨木社長を殺したいです」、松岡も「父(雨木太郎)が大大大っ嫌いです‼ 一昨年は一緒に『じぇじぇじぇ』とかやってたんですけど(笑)」とほとんどの女性陣が“雨木太郎”の名前を挙げ、演じる杉本も「よく分かりました…」と苦笑いした。
最後に、真木が「これだけ個性ある役者の方々が集まって個性あるキャラクターを見事に演じていて、“男VS女”の戦いもありつつ、とても面白いコメディーになっています。私たちも楽しみながら、闘いながら演じております。楽しく爽快な気分で見られるドラマになっていると思います」とアピールした。
なお、「問題のあるレストラン」の主題歌には、3月18日(水)発売のきゃりーぱみゅぱみゅの10thシングル「もんだいガール」が決定している。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)