映画「アゲイン 28年目の甲子園」の初日舞台挨拶が17日、都内で行われ出演者の中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、工藤阿須加と大森寿美男監督が登壇した。
元甲子園球児たちの28年後を描いた本作。野球未経験という中井は「練習は8月の炎天下の中でして、撮影は真冬でした。50を過ぎた(中井と柳葉の)2人は軽い肉離れを起こしました」と苦笑い。柳葉も「撮影よりも何よりも、甲子園のマウンドに立てたということが光栄です」と、感無量のようだった。
工藤は元プロ野球選手の工藤公康氏を父に持つが「素振りが素人に見えてないといいです」と役作りに力を注いだことを明かした。
また、印象的なシーンについて問われると中井は「何せ、僕まだ見てないんです(笑)」とまさかの告白。「僕の思っているシーンがカットされているかもしれないじゃない」と、会場が笑いに包まれた。
さらにイベント中、今作の主題歌を担当した浜田省吾からメッセージが届くサプライズも。中井が「撮影現場に何度か来ていただいた。20年くらい前から知り合いです」と明かすと、柳葉は「紹介してね」と何度もおねだりする場面も。波瑠も「お言葉をいただけて光栄です」と笑顔を浮かべた。イベントの最後には野球にちなみ、出演者たちがサインボールを客席に投げ込むと、会場のファンからは大きな歓声が上がった。
映画「アゲイン 28年目の甲子園」は全国で大ヒット公開中。