大谷翔平と上野由岐子が東京五輪に向けエール交換
昨年12月に行われた「第49回テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式の模様が、テレ朝チャンネル2にて独占放送することが決定した。
ことしで49回を数える「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」では、その年のスポーツ界を代表する優れたアスリートたちが表彰される。ことし、最も注目を集めたのは、'20年東京オリンピックで競技復活へ期待が高まる野球・ソフトボールの豪華な面々によるトーク。野球界からは昨年現役を引退し、侍JAPANのコーチとなった稲葉篤紀と最速162kmの速球と二刀流で球界を沸かす北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手が登場。現役時代に代表としてオリンピックで戦ったことのある稲葉コーチは「ぜひ復活してもらいたい。北京オリンピックでは悔しい思いをしたんで、選手ではないけど東京オリンピックではメダルを取りたい」とメダルへの意欲を語った。26歳で東京オリンピックを迎える大谷選手は「中心として活躍できる選手になりたい」と意気込みをあらわに。
ソフトボールからは、北京オリンピックで金メダルを獲得した宇津木妙子監督、上野由岐子投手が登場し、競技復活をアピールした。東京オリンピックで競技復活の可能性があるというニュースを聞いた時「オリンピックの舞台を知っているだけに気持ちも高ぶった」と話す上野投手。宇津木監督も「もう一度オリンピックで優勝したい」と競技復活を願った。
この後、上野投手と大谷選手は、“ともに金メダルを”とエールを記したボールを交換。「速いボール投げられるのは特別」と言う上野投手に対し、「もっと速いボールを投げられるように頑張りたい」大谷選手が応えた。
そして、北京オリンピックで監督を務めた星野仙一氏と第2回WBCで侍JAPANを率いた原辰徳監督が壇上へ。星野氏は「こういう選手(大谷や上野)ばっかりだったらエールを送る必要がない。好きにやれと」とらしさあふれるエールを飛ばし、稲葉コーチについて「教えることは何もない。こっちが学びたいくらい」と話すと、稲葉コーチは恐縮しきり。
一方、原監督は「まずは'20年に野球、ソフトボールの競技復活を決めてもらう事が一番大事だと思っています。そうなる事によって野球選手、ソフトボールプレーヤーのモチベーションも上がるでしょう。(大谷は)中心選手になると思います」と競技復活を願いながら大谷に期待を寄せた。続いて「誰もが想像できないくらいの大きなものを持っていると思います。世論にはどっちか(投手か野手か)にした方がいいと言われる方もいますけど、私はできる限り二刀流に挑戦してもらいたい」と今のスタイルを支持していた。
ソフトボール関しては「世界のトップクラスでいつも戦える安定した強さは羨ましい」と話す星野氏。原監監督の「上野選手は東京オリンピックでは現役で出場されるのですか」との問いに上野選手は「できる限り頑張ります」と現役への意欲を示した。
野球・ソフトボールを含む'20年東京オリンピックの追加種目は、ことし2月にIOCに提出する大会開催基本計画の中で提案される見通し。そこから7月に開催されるIOC総会で実施種目が最終決定する。
テレ朝チャンネル2の「第49回テレビ朝日ビッグスポーツ賞表彰式」では、このトークイベントの他にも、表彰式の模様を詳しく紹介。1月31日(土)朝10時30分より放送される。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
1月31日(土)朝10:30-昼0:00
テレ朝チャンネル2にて放送
