「DOCTORS」敦士に直撃-2『手術は相良先生』
【「DOCTORS-」敦士に直撃(1)より続く】
――相良先生(沢村一樹)とは役柄上は敵対視というか距離を置いている感じですが、ご自身は沢村さんとバリバリお話しますか?そもそも沢村さんってどんな人ですか?
いろいろなお話をさせていただいています。沢村さんは“そのままの人”ですね。その言葉が一番合う方なんじゃないかなと思います。
優しいですし、気さくですし、あたたかい空気が流れている方ですね。僕も女性だったら惚れているな、と思います。
いつも自然体で、目指すべき大人だと思いますし、それでいて子供心もある。
あと、言い方が悪いかもしれませんが、ひょうひょうと何でもこなしてしまう方です。でも、その中にもあたたかい心があります。
沢村さんもモデルから役者になられた方ですし、僕もそれを目指しているので、やはり憧れの先輩ですね。
沢村さんは “不動の座長”なんですよ。「あぁ~疲れたね~」と笑いながらおっしゃることはありますけど、言葉とは裏腹に全然疲れているそぶりも全く見せないですし、実際は毎日撮影の連続なので絶対シンドイはずですよ。
――でも、それを感じさせない余裕があるんですね。確かに画面からも伝わってきますよ。
そうなんですよ。だから毎週ウチの嫁が、「DOCTORS」を見ていて、「沢村さんかっこいいよね~!」って、見とれているのがちょっと腹立ちます(笑)。
嫁によると、沢村さんの顔がもろタイプというわけではないらしいんですが、「沢村さんは別格なんだよ~!」って言いながら瞬きもせずにずっと画面を見ているんですよ。それがすげー腹立つ。だから、そうならなきゃいけないんだろうなって思っています(笑)。
――今回はナースの皆さんとの関係性も変わってきたように見えるんですけど、現場で心掛けていることは何でしょうか?
まず、台本をもらって読んだとき、病院改革が肝になっているなと思いました。相良先生が核になって提唱されたことですが、そこに僕らも加わるので、意識をちょっとずつその方向に向けるように心掛けています。
基本的にチーム森山ってそういう微妙なニュアンスになかなか気づかないじゃないですか。でも、今回はナースの人たちにもビシッと責められて、この際、病院を変えませんか?という勢いに乗せられているところもあります。
そういう意味ではナースチームvsチーム森山という構図がはっきりしていて面白いですよね。チーム同士もあれば、個人攻撃もあって。そこにうまく乗せられているチーム森山のメンバーが客観的に見てすごく楽しいです。
――病院改革で言えば、2月12日の第6話で満潤会が登場しましたね。これから終盤に差し掛かるわけですが、もう結末ってご存知ですか?
僕もまだ最終話の台本をもらっていないので、全く分かりません。リアルに結末が分からないので、演じていてこれからどうなるのかが非常に気になるところです。
個人的な予想では、満潤会に堂上総合病院が“ガバっと”持っていかれて、つづく!みたいな終わり方(笑)。そうはならないでしょうね(笑)。モヤモヤのままで終わっちゃいますもんね。続きはTHE MOVIEで、と言われても(笑)。
――では、その辺も踏まえて終盤の見どころを教えてください。
相良先生がずっとやってきた病院改革というのが実を結び、森山先生(高嶋政伸)をはじめとしてチーム森山の先生方が変わってきました。いいドクターが育ち、外科医の意識が変わって、日本一の病院にするんだ、とみんなが一丸となって突き進んでいますが、そこが終盤に向かってどう変わっていくのかが見どころです。
結末としては満潤会に吸収されず、いい方向に進んでもらって堂上総合病院が地域医療の最先端として君臨してほしい、とイチ外科医の立場としては思っています。
そしてチーム森山の個々のドクターが、日本一とまではいかなくても、それぞれの知識で技術を磨いて、いいドクターになってほしいです。
本当に最終話はどうなるかな~。第8話の段階ではまだ満潤会のいざこざは解決していないので…。最後までハラハラドキドキの展開をご期待ください。
――楽しみにしています。では、読者からの質問を。「相良先生と森山先生のバトルをハラハラしながら見守る高泉先生にキュンキュンしながら見ています。もし、敦士さんが新任の外科医として堂上総合病院に入ったとしたら、相良派とチーム森山のどちらに入りそうですか?」(島根県、30代女性)
僕はチーム森山かな~(笑)。みんなでワイワイやっている方に確実に流されていくと思います。もちろん相良先生も素晴らしいんですけど、チーム森山は単純に楽しそうでいいじゃないですか(笑)。
――続いての質問。「シーズン3も“高嶋劇場”が全力で繰り広げられていますが、チーム森山の一員として目の前であの演技を見せられて、笑わずに演技ができますか?やはり現場ではアドリブ全開なんでしょうか?」(愛知県、20代男性)
基本的には台本に沿った形で、アドリブというか高嶋さんのオリジナルの演技を入れられています。
でもすごいですよ(笑)。高嶋さんは自分のセリフの言い回しがうまく決まらないときは何回か練習してから本番に臨むので、そのときに、周りのみんなが笑いそうになります。誰が最初に笑うんだこれ…って我慢比べみたいに(笑)。
本当に楽しいんですよ。もちろんNGになりますが、本番で笑っちゃうときもあります。
――では最後の質問です。「もしも敦士さんが盲腸とか、外科的手術が必要になったときは堂上総合病院のどの先生に執刀してもらいたいですか?」(福岡県、30代男性)
相良先生ですね!
――そ、即答!?森山先生じゃないんですか?(笑)
見ての通りのスーパードクターなので、完璧に治るじゃないですか(笑)。傷口も少なくて済みそうだし。
森山先生はもちろん優秀ですが、手術中に気持ちで揺れ動いちゃうときがあるので…。プロフェッショナルな反面、素直というか、何というか。瀬戸先生は「あっ!」って言っちゃうのでまだまだ(笑)。
そう考えると間違いなく相良先生ですよ。意外に佐々井先生(正名僕蔵)も腕が良さそうですよね。普段はユルユルですが、手術はビシッとやるので、相良先生か佐々井先生かな~。
でも、どんな病気になってもすごい手術で治してくれそうじゃないですか。だから、相良先生の一択でお願いします!
毎週木曜夜9:00-9:54
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※3月5日(木)が最終回