4月スタートのフジ系木曜夜10時枠のドラマが、斎藤工主演「医師たちの恋愛事情」(仮)になることが分かった。
斎藤はフジテレビ連続ドラマ初主演で、民放の連ドラ出演は同じ木曜10時枠で昨年放送された「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」以来、約半年ぶり。斎藤の相手役は、初共演となる石田ゆり子。
斎藤が演じるのは、365日・24時間、患者を救うことだけを考える心優しい性格で、利益と権威を第一とする大学病院の体制に反発する正義感の強い外科医・守田春樹。「恋より仕事」という考えの持ち主で、仕事の忙しさから恋愛の仕方を忘れてしまっている。そんな春樹は、外科医としての腕を磨きたいと大学病院に赴任。外科医の先輩で仕事に没頭するあまり婚期を逃した近藤千鶴(石田)に出会い、徐々に引かれていく。
また、シングルマザーだが肉食系の麻酔科医・河合奈々役で相武紗季、春樹をライバル視し、恋愛では誰彼構わず手を出す外科医・高橋宗太郎役で平山浩行が出演。
さらに、不妊治療中の内科医・市川友子を板谷由夏、出世を目指してこびを売り、さまざまな女性にちょっかいを出す外科医・大根良太を三宅弘城、春樹の良き理解者で外科医の仁志祐介を伊原剛志が演じる。
そして、売り上げ第一主義で費用効率ばかり考えているため、春樹と対立していく大学病院経営本部長・渡辺幹夫役で生瀬勝久が出演する。
同作は、医療ドラマと恋愛ドラマが融合した“医療ラブストーリー”として描かれる。大学病院を舞台に医師それぞれが“秘密”を抱えながらも、出世争いや恋愛、不倫、三角関係といったさまざまな欲望が渦巻く中で生きていく。
主演の斎藤は「今はメディアも多くの選択肢にあふれた時代です。その多くの中の選択肢の一つとして木曜10時にこの作品を選んでいただけるよう、この座組みでの特色を色濃く打ち出していきたいと思います。石田さんは、作品の中にいらっしゃるだけで周りの空気や湿度が変わる稀有(けう)な女優さん。清らかで知性にあふれた聡明(そうめい)な方の印象です。素晴らしい共演者の皆さんと丁寧に時を過ごし、丁寧に視聴者の方々に作品をお届けしたいです」と意気込みを語った。
一方、斎藤と初共演の石田は「私にとって12年ぶりの医療ドラマです。お医者様の役はそれだけで気が引き締まる思いです。命を預かる素晴らしい仕事に就く人たちのラブストーリーでもあるということで、考えてみればラブストーリーもとても久しぶりだと気が付きました。 気を引き締めて、しっかり役を生きたいと思います。斎藤工さんは、知的で落ち着いた素晴らしい青年というイメージです。ご一緒できてうれしいです。すてきなキャストの皆さん、スタッフの皆さんと共にとにかく頑張ります」と心境を明かした。
また、中野利幸プロデューサーは「今回のドラマは、医療ドラマと恋愛ドラマの融合を目指して企画しました。“秘密を抱えた医師たち”のさまざまな欲望をあらわに描き、最もセクシーな俳優の斎藤工さんを白衣で包みたいと思います。今回は、彼を脱がせません。彼のフェロモンあふれる演技で勝負したいと思います。年上のヒロイン・石田ゆり子さんとの恋愛も、視聴者の方にドキドキしながら見守ってほしいです」と語った。
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