蒼井優「また演じたい」、10年ぶり新章「花とアリス」
2月20日公開のアニメーション映画「花とアリス殺人事件」の初日舞台あいさつが都内劇場で行われ、声優を務めた蒼井優、鈴木杏と監督の岩井俊二が登壇した。
同作は、花(鈴木)とアリス(蒼井)という少女二人の友情を描いた実写映画「花とアリス」('04年)の前日譚。今も根強い人気を誇る「花とアリス」の新シリーズが、10年の月日を経て再び同じ岩井監督の下、同じキャストで作られるとあって公開前から話題を集めていた。
互いを「杏」「優ちゃん」と呼び、劇中さながらの雰囲気で仲むつまじい様子を見せた鈴木と蒼井。二人は「(声を)別々に収録した割には息が合ってたよね」と笑い、蒼井は「花との掛け合いはやっぱりたまらない」と世界観を絶賛した。
また前作の思い出話にも花が咲き、蒼井が「一番笑ったのは、杏が土手を走ってるときの足の遅さ」と冷やかせば、鈴木も「そんなこと言ったら優ちゃんのあの動き、あれは人ができない動きだよ」と返すなど、壇上は終始和気あいあい。岩井も「今思えばばかなことをたくさんやっていた」と懐かしんだ。
公開に当たり今作「花とアリス殺人事件」をあらためて見返したという蒼井は「隣にいることが当たり前に感じている親友に対して、『この人と出会えたことってこんなに素晴らしいことなんだ』って分かりました」とかみしめるようにコメント。さらに「アニメーションでも何でもいいから、またアリスをやりたいな」と作品への思い入れを語った。