NHK Eテレで4月より放送されるアニメ「英国一家、日本を食べる」の原作を手掛けるマイケル・ブースが来日し、取材が行われた。
本作はイギリスに住む一家が日本を訪れ、100日にわたってさまざまな土地で日本食を食べ歩く姿を描く。原作者の経験が基になっており、主人公のマイケルは原作者自らがモデルだ。
毎回外国人目線で見た日本料理の魅力を紹介し、NHKワールドでも放送を予定している。
アニメ化の経緯について、土橋圭介プロデューサーはデンマーク・コペンハーゲンにある原作者の自宅まで会いに行ったエピソードを披露。
同席した国際編成デジタル部の那須敏正副部長も、「今、日本が世界に誇る“アニメ”と“日本食”という二つの文化を融合させました。海外の視聴者にもどう受け入れてもらえるか楽しみ」と期待を寄せる。
マイケルも「自分の書籍がアニメになるなんてことは思いもよらなかった。日本が本当に好きなので、日本でアニメが制作されてうれしい。また、自宅までスタッフが来てくれて、真剣さ・真面目さを感じた。制作チームに感謝している」と感激した様子。
また、マイケルのみならず、妻や息子など、自身の家族もキャラクターになっている。
「息子たちも心から喜んでいる。友だちに携帯で自分がアニメになった様子を見せているほど」と歓迎しているようだ。
さらに、日本食について「好きなのは豆腐、湯葉。湯葉は本当に好き。あと懐石料理も。それから、来日して空港に降り立ったら、まず“そば”を食べます」と告白。
反対に嫌いな物は「納豆ともずく。何度もトライしているが、だめ」と苦虫をかみつぶしたような表情を見せた。
もう日本には10回以上訪れていることもあり、「日本食は“食感”の幅が西洋料理に比べて広い。自分は、すりつぶしたような食感は苦手かな」と日本食に対する豊富な知識も明かした。
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