相葉“月9”で竹中直人が「本当に怖い人」を演じる
4月13日(月)にスタートする相葉雅紀主演の“月9”「ようこそ、わが家へ」(フジテレビ系)の追加キャストに竹中直人、山口紗弥加が決まった。
同作は池井戸潤の同名小説を原作に、気弱な倉田健太(相葉)が、ある日、駅のホームで割り込み乗車をしようとした男を、柄にも無く注意。その日を境に花壇が荒らされるなど、健太たち家族への嫌がらせが始まる。
一方で、健太の父・太一(寺尾聰)は会社の不正と闘うこととなり、池井戸作品真骨頂の企業ドラマも描かれる。竹中と山口は、太一の会社の不正との闘いを描く企業ドラマのパートにおける重要な役を演じる。
大手都市銀行・青葉銀行の出世レースから脱落し、中小企業・ナカノ電子部品の総務部長として出向中の太一。山口が演じるのは、太一の部下として総務部で働く契約社員・西沢摂子。
バツイチで、介護中の母親がいる摂子は、“領収書デカ”と呼ばれるほど、正義感が強く、経理上のどんな細かい部分も見逃さない優秀な女性。自分を信頼してくれる太一のことは、頼りないながらも上司として好意的に思っている。
竹中が演じるのは、営業部長の真瀬博樹。真瀬は、ナカノ電子部品の稼ぎ頭で営業成績がダントツなため、社長からも信頼が厚い。いちいち細かいことを指摘してくる総務部とは犬猿の仲で、太一は頻繁にやり込められてしまう。
そんなある日、太一が出社すると摂子から真瀬の交通費の二重取りを指摘してきた。太一は、恐々としながら真瀬を問いただすため席へ向かう。だが、これが姿の見えない謀略との、し烈な闘いの幕開けになっていく。
追加キャストの発表に羽鳥健一プロデューサーは次のようにコメントしている。
■竹中直人の起用について
「ようこそ、わが家へ」は池井戸作品にとって大きな魅力である経済パートの部分も、この物語の大きな魅力となっています。その舞台となるのが「ナカノ電子部品」という中小企業です。
長男(相葉演じる倉田健太)と同じく争い事を好まない父親(寺尾演じる総務部長・倉田太一)は、この会社の柱である営業部長である真瀬に手を焼く日々を送っています。こわもてで声が大きく、営業力は抜群で社長の信頼も厚いのですが、不正を総務部が発見しても、社長や取引先を盾にけむに巻いてしまいます。
見ていて「憎たらしい!」と思いながらも、不謹慎ながら今度はどんな手を使ってくるのか、総務部長とどんなやり取りをするのか、そしていつの間にか視聴者が真瀬部長の登場が楽しみになってしまっている…そんな真瀬部長のキャスティングを考えたときに某局の大河ドラマで寺尾聰さんと共演していた竹中直人さんに引き受けていただいたら、総務部長VS営業部長のやり取りが相当面白いことになると確信し、ご快諾いただきました。
“本当に怖い人”を演じてほしいとお願いしており、実際に演じていただいてみて、“本当に怖い”のですが、どこか人間くささにあふれた「真瀬部長」の姿に感動さえ覚えています。
■山口紗弥加の起用について
そんな総務部にとっての強敵である真瀬営業部長ですが、倉田総務部長には心強いパートナーである女性契約社員・西沢摂子がいます。真瀬部長の不正を発見するのも彼女であれば、解決策を見いだすのも彼女。彼女なくして総務部は成立しないといっても過言ではありません。
真瀬部長に対しても物おじせず言うべきことは言う、そんな、バツイチですが優秀な会社員を山口紗弥加さんに演じていただきます。
山口さんが持っているフラットですがすがしい魅力を存分に発揮してもらいながら、現在、役を演じていただいています。個性的なキャラクターが多く登場するドラマですが、「西沢摂子」は強く印象に残るキャラクター、役どころになることは間違いありません。
4月13日(月)スタート
毎週月曜 夜9:00-9:54
フジテレビ系で放送
※初回は夜9:00-10:09
原作=池井戸潤
脚本=黒岩勉
プロデューサー=羽鳥健一
演出=中江功
出演者=相葉雅紀、沢尻エリカ、有村架純、佐藤二朗、山口紗弥加、足立梨花、藤井流星、高田純次・竹中直人・近藤芳正、南果歩、寺尾聰 ほか