谷原章介の“アタックチャンス”は児玉清さんの助言!
'75年4月にスタートし、放送開始40周年を迎える「パネルクイズ アタック25」(テレビ朝日系)では、4月5日(日)から人気俳優・谷原章介が新司会者として登場する。
初代司会者の故・児玉清さん、そして児玉さんからABCの浦川泰幸アナウンサーに引き継がれて4年、そのバトンは3代目司会者・谷原に渡るが、放送に先駆けて谷原が取材に応じた。
谷原は幅広いジャンルで活躍する人気俳優だが、クイズ番組の司会はこれが初挑戦。司会を引き受けた心境を「お話を頂いた時、このように歴史のある番組の司会を僕にできるのかという不安と同時に、児玉さん、浦川さんの跡を継いで、大きな仕事を任されたという喜びが同居していました」と明かす。
「お話を頂いてから、毎週浦川さんの司会をビデオでつぶさに観察した」という谷原だが、初めて臨んだ収録で「実際にこの場に立って司会をしてみて、番組の奥深さに気付かされました」と、早くも司会の面白さを感じていた。
そんな谷原が、役者だけでなく司会の仕事も始めるようになったのは「アタック25」初代司会者の児玉さんの後押しがあったからだという。谷原がある番組の司会の仕事を受けるかどうか悩んでいた時、児玉さんに相談して決めたのだとか。
「児玉さんは『僕も何十年とクイズ番組の司会をやっているけれども、役者として見られなくなったことはない。僕らの仕事はいろんな方に見ていただいて、楽しんでいただくことが一番大事だから、怖がらずにおやりなさい』と言ってくださった」と児玉との秘話を明かした。
そんな恩人とも言うべき、背中を押してくれた児玉が亡くなった際には谷原も葬儀に駆けつけた。「児玉さんがやってこられた『アタック25』はどなたが継ぐのだろうと気になっていた」と、国民的番組の行く末を気にしていたよう。
後任はABCの浦川アナが引き継いだが「心のどこかで、児玉さんの番組を僕もやりたいなという思いがなかったといえば、うそになると思います。でも、まさか本当にお話が来るとは思っていなかったので、正直とても驚きましたし、同時にすごく光栄なことだなと思いました」と、本音を交えて不思議な縁について語った。
歴史と伝統のある番組の40周年を機に、谷原を新司会者に迎えて新たに始動する“新生・アタック25”。事前にスタッフと話した際には「『新しいアタック25として、好きにしてください、アタックチャンスのコールを変えてもいいし』とまでおっしゃってくださって、完全に委ねてくださった」と、谷原流の番組作りも期待されているようで、谷原自身もいろいろとアイデアを練っているという。
「僕もいろいろと考えてはいるんですが、この番組は40年かけて視聴者の方と司会者の方が作り上げてきた世界観がある。新しくなるから新しいことをやるのではなくて、まず、僕がこの世界になじんで、そこから自然発生的に何か面白いものがでてきたらいいなという思いでやっています」と気を引き締めた。
小学生のころ、家族であれこれ言いながら「アタック25」を見ていたという谷原。最後に、新司会者としての意気込みを「年齢や性別に関係なく楽しめる番組ですので、老若男女、より一人でも多くの方に見ていただけるよう、頑張りたいと思います。そして、児玉さんのように熱を持って、視聴者の代表でもある解答者の方々を盛り上げて、揺さぶって、ゲームを面白くしていけたらと思っています」と力強く語った。
毎週日曜昼1:25-1:55
テレビ朝日系で放送
※谷原が司会を務めるのは4月5日(日)から