佐々木希が竹中×生瀬のホラーコメディーで舞台初挑戦
竹中直人と生瀬勝久がタッグを組む“竹生企画”第二弾となる舞台「ブロッケンの妖怪」が'15年秋に上演されることが決定。また、同作で佐々木希が舞台に初出演することが分かった。
“竹生企画”が上演されるのは'11年の第一弾「ヴィラ・グランデ 青山~返り討ちの日曜日~」以来4年ぶりで、第一弾と同じく人気劇作家の倉持裕が作・演出を担当。会話の機微やズレの巧みな描写に定評のある倉持が、“ホラーコメディー”というジャンルで独特の人間模様を描きだす。
物語の舞台となるのは、大きな洋館が一軒建っているだけの孤島。絵本作家の打越(竹中)と担当編集者の黒柳(生瀬)は、島で目撃されるという“ブロッケン現象”を取材にやって来る。それは、霧の濃い日に、洋館の影が海上の霧に映り、海の上にもう一つの洋館が現れるというものだった。
やがて洋館の影は日に日に大きくなっていき、打越は洋館の影の中にコピーされた自分たちがいることを発見。それぞれの思惑を巻き込みながら、霧に包まれた孤島で不思議な物語が展開していく。
竹中と生瀬のほか、洋館で暮らす虹子役で高橋惠子、その娘・小真代役で佐々木希、使用人・稲井役で大貫勇輔、生活必需品を運んでくる船乗り・泊役で田口浩正が出演。
今作が舞台初挑戦となる佐々木は「私が舞台に立つ日が来るなんて、夢にも思いませんでした。今からとてもとても緊張しております。竹中さんとは私の連ドラ初出演の時にご一緒でき、今回の初舞台でも共演させていただけることにご縁を感じています。尊敬する多才な方ですが、撮影の合間は、お茶目で気さくで魅力的で、またお会いできると思うと楽しみです。
生瀬さんとは最近バラエティー番組の収録現場でご一緒させていただき、周りの方とも自然にコミュニケーションを取っていらして、優しくて素敵な方だと感じました。稽古場でもたくさんお話しできたらと思います」と意気込みを語った。
対する竹中は「佐々木さんは昨年のドラマで共演させていただき、無限の可能性を感じました。きっとコメディーセンスも持っている女優だと思うので、かなり期待しています。初舞台だからと恐れず思い切って演じて欲しいと思っています」とコメント。
また、生瀬は「同じ俳優ですので偉そうなことは言えませんが、舞台を好きになっていただきたいです」と期待を寄せた。
'15年10月下旬~12月中旬 東京・シアタークリエ、シアター1010、ほか各地で公演予定
作・演出=倉持裕
出演=竹中直人、生瀬勝久、佐々木希、大貫勇輔、田口浩正、高橋惠子 ほか
主催=東宝株式会社 株式会社キューブ
※東京公演チケット一般発売は9月予定