(「She」で連ドラ初主演の松岡茉優にインタビュー1より続く)
――女子高校生役を20歳になってもやるというのはいかがでしょうか?
夢がかないました(笑)!本当に、「GTO」('14年フジ系)をやったくらいからちょっと焦り出して。
というのも、「オサレもん」('14年10月~'15年3月、フジ系)という番組でおぎやはぎさんに、「『GTO』の写真見たけどちょっと制服キツくない?」って言われまして(笑)。そんなことはないって私は思ってたんですけど、実際そんな意見もポツポツ聞くようになってしまって。
母からも「そろそろかもね」と(笑)。あまり童顔ではないので、ちょっともしかしたらあと4、5年の命かもしれないなと。
そういう部分では、学生服を着て学生役を連続ドラマでやるということはなくなっていくと思うので、(「She」は)まだ学生役をやれる最初の一手になりました。あともう何手かはやりたいです!
――20歳の誕生日はどんなお祝いをされましたか?
毎年母がケーキを作ってくれるんですけど、そのケーキがことしは抹茶でした。私は「ココアスポンジの母のケーキが好きだ」って毎年言ってきたはずなんですけど、なぜかことしは抹茶スポンジになっていて。
いや、おいしいんですけど、ココアスポンジが食べたかったな、とは20歳初日に思いました(笑)。
ベタな言い方ですけど、母のケーキは世界で一番おいしいケーキで。そのケーキが抹茶だったことだけが、19歳最後の悔いですけど、来年も母のケーキは楽しみですね。
――「問題のあるレストラン」('15年フジ系)のさなかに20歳の誕生日を迎えられたかと思いますが、現場ではいかがでしたか?
たくさんお祝いの言葉をもらいました。主演の真木(よう子)さんからプレゼントを頂いたりとか、スタッフの方々もプレゼントくださったりとか、すごくいろいろなものをもらったんですけど、やっぱり私の誕生日をお祝いして、何かを選んでくれたというのがすごくうれしかったです。
私はプレゼントを選ぶのが好きなんですけど、選んでいる時ってその人のこと考えますよね。それで、「あ、これだけの人が私のことを思いながら選んでくれたんだ」と思ったら、感無量でしたね。
あとは、撮影中でしたので、本当に撮影終盤の全然時間がない中で、無理やり時間を作ってハッピーバースデーをして、大きなケーキをレストランの方々がくださったので、それはすごくうれしかったです。ただ、やっぱり時間は気にしました(笑)。
――松岡さんは、本当にいつも役ごとに全然違う人に見えます。「問題のあるレストラン」でも、最初は本当に分からなかったです(笑)。
ありがとうございます(笑)。実は、親戚からも「(『問題のあるレストラン』に)出るって聞いてたのに、どこに出てるのか?」ってメールがきたりしまして。
あの作品では本当に目しか映っていなかったので、いろんな方から3話くらいでようやく気付いたとメールを頂きましたね(笑)。反響はすごく大きかったです。
――「問題のあるレストラン」は、“お芝居合戦”じゃないですけど、皆さん見えない火花みたいなものが、すごかったですよね。
合戦は…(笑)、私はもう、武士の後ろで歩く足軽のようでしたね。戦っている人たちのところには入れなかったですけど、本当にいろいろなキャリアの方々いらっしゃって、同世代で頑張っている2人(二階堂ふみ、高畑充希)もいたし、毎日が新鮮で、勉強ではあんな濃い3カ月は感じたことがなかったですね。みんなパワーがすごかったです。
――本当にストーリーを知っていてもグッとくるシーンの連続でした。「同世代の方もいて」とおっしゃいましたが、二階堂さん、高畑さんとの3人のシーンも、すごく見えない火花がいい意味で散っていたような、化学反応が起きている感じがしました。
本当ですか(笑)!でも、私たち的には、本当にこの時間帯(夜10時)で若い3人が集まれたことが本当に幸せだねっていう話をしていて。
3人とも持っているフィールドが違うというか、充希ちゃんはミュージカルっていうフィールドがあって、ふみちゃんは映画っていうフィールドやそれ以外にも文才があったりとか、ファッションのお仕事をされてたりとか、プラスアルファが2人とも光ってたので、それはすごくうらやましかったですね。
よく、仲はどうだったんですかって聞かれるんですけど、本当に仲が良くて、お互いがお互いといれたことが本当に楽しかったです。
(「She」で連ドラ初主演の松岡茉優にインタビュー3に続く)
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