大人の女性との恋愛ドラマで中村蒼が新境地!

2015/05/01 21:30 配信

ドラマ

石田衣良原作の恋愛小説「眠れぬ真珠」をdTVにてオリジナルドラマ化。中村蒼が黒谷友香演じる咲世子の年下の彼氏を熱演

映像配信サービスdTVにて、石田衣良原作の恋愛小説「眠れぬ真珠」(新潮文庫)がドラマ化され、4月22日より配信中。

同作は、17歳差の男女の恋愛を描き多くの女性から支持を集め、恋愛の奥深さを感じさせてくれる大人の女性限定の恋愛ドラマ。大人の魅力あふれる女性銅版画家・咲世子を黒谷友香、咲世子より17歳下の映像作家・素樹を中村蒼が演じ、廣木隆一監督がメガホンを取っている。そんな、素樹を熱演した中村にインタビューを敢行した。

――原作・脚本を読んだ第一印象は?

以前より石田衣良さんの作品は読んでいて、大胆な描写が多いと思っていました。その上で、今回出演させていただきましたが、脚本を見た時に原作に忠実だと思いました。

――実際に素樹を演じた感想は?

これまで僕がやらせていただいた等身大の恋愛作品とは違う、大人のラブストーリー。登場人物がみんな版画家、バイヤーといった芸術的な人たちで、(劇中で)言っていることがちょっと難しく、初めは想像がしにくかったです。

――役作りは?

壁にぶち当たって、自分の撮りたいものが無くなって悩んでいる時に、咲世子に引かれていくのですが、廣木監督から、映画監督とプロデューサーの会話とか「こういうのあるよね」というアドバイスをいただきました(笑)。

――役を演じる上で気を付けていた点は?

監督から「前もって考えていたことをそのままやるのではなく、目の前で起きたことに対して思ったことをやりなさい」と指導いただいたので、正直に動いたり、正直にせりふを言ったりすることに気を付けていました。

――素樹の魅力とは?

すごくもがいているところです。映画への道は諦めてはいなくて、自分でもどうしたらいいのか分からないけれど何かを見つけよう、変えようと目の前にある壁を乗り越え、壊そうとしている姿が魅力的なんじゃないかなと思います。

――素樹との共通点は?

やりたいことと周りに求められていることが違ってきていて、「自分が何者なんだろう?」と分からなくなってもがいている素樹の気持ちは理解できます。

――共演の黒谷さんの印象は?

ご一緒させていただいて、僕も現場のスタッフの方も背筋が伸びるというか、いい緊張感がありました。

――最後に見どころを

ドラマ終盤の、映画を撮ることを決めた素樹と咲世子とのやりとりは、長回しでワンカットで撮影しているので、そこは特に注目して見てほしいですね。いろいろな形のラブストーリーがあるのですが、どれも間違いではなく、それぞれの愛の表現や伝え方が描かれています。恥ずかしがったりせずに、思いのまま恋愛とかに走って好きな人には素直に自分をさらけ出してほしいです!!