「まれ」第7週、三角関係も始まるオトナな要素に注目
現在放送中の連続テレビ小説「まれ」(NHK総合ほか)では、5月11日(月)の放送週から物語の舞台が石川・能登から神奈川・横浜に移動する。
パティシエになる覚悟を決めた希(土屋太鳳)がパティシエ修業先を決めるまでの紆余(うよ)曲折、運命の師匠との再会、そして希の新しい恋のお相手も描かれる。能登編とはガラリと雰囲気が変わり、不思議な雰囲気も醸し出す横浜の街で、希が今までとは全く違う経験を重ねてゆく。
先日同局で行われた横浜編取材会では、希役の土屋と、横浜のフランス菓子店「マ・シェリ・シュ・シュ」のオーナーパティシエ・池畑大悟役の小日向文世、大悟の妻・輪子役のりょう、輪子と大悟の息子・大輔役の柳楽優弥、「マ・シェリ・シュ・シュ」のパティシエ・浅井役の鈴木拓が登壇した。
小日向は「何といっても、能登チームのチームワークの良さをいろいろ聞かされていましたし、太鳳ちゃんもすごく楽しそうにお話されていましたので、能登チームから横浜チームになった時に、さらに活気のある空気感を出したい、違った世界観を出して視聴者の方たちに喜んでもらいたいというプレッシャーは感じておりました。本当にいいチームワークになりまして、ほぼ収録は終わったんですが、久しぶりに寂しい気持ちになりました」と語ると、出演者は皆うなずき共感していた。
朝ドラ初出演となるりょうは「朝ドラの話を頂いた時はすごくうれしかったのですが、私は夜向きの顔なので(笑)。大丈夫かなと思っていましたが、横浜編はちょっと夜っぽい、個性的な面々でという形で。スタジオでモニターチェックをしていた時に、小日向さんが私の寄りで写っている映像を見て『“朝ドラ”の顔じゃないなー』と言っておられて(笑)。朝だけれど、個性豊かな登場人物で楽しくやっていきます」と笑みを見せた。
希と圭太の関係に一石を投じ、三角関係をつくる大輔役の柳楽は「今回、三角にしちゃうきっかけになっちゃう役です。しっかりお母さんのDNAを引き継いで、大輔は感覚で動く、アーティストっぽい男です。圭太は割と職人的な役ということなので…。希ちゃんにインスピレーションを与えられたらいいなと思います。視聴者の方々には、大輔派か、圭太派かで盛り上がってほしいと思います」と恋愛関係の展開の盛り上がりを示唆した。
浅井役の鈴木は「今回はすごくダメな役です！ いつまでたってもうだつが上がらない…これだけは言わせてください。今回は相方のバーターではありません。今までは…バーターでした」と告白し、会場を笑わせた。
希と大輔の魅力を褒め合ってほしいと言われた土屋と柳楽は、土屋は「最初、変なことを言ってきたりする大輔さんを希は嫌がるんですが、希には見せない、陰で動いてくれる繊細な優しさがだんだん希に伝わっていきます。自由ですけれど、圭太に比べて大人な人です」と絶賛。
柳楽は「せりふにもありますが、大輔は『訛りで怒られるの好きなんだよね』と。それに共感できる方は多いと思います。大輔は希の真っすぐなところが大好きです！ 大輔は本当にそういう人に引かれます。池畑家も絡んで、大輔と希がお互いに成長していくところが見どころです」と述べた。
制作統括の高橋練氏から「制作スタッフの女子の間では大輔が人気です」と明かされ、柳楽は「ぜひ記事にしてほしいです」とアピールしていた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週月～土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかにて放送
